ALFA ROMEO SZ

SZ (RZ) には車高調整機能があります。通常の下がった状態ではリフトのアームが入らないので、車高を上げてやります。いわばメンテナンスモードでしょうか。測ってみたところ、3センチほど上下します。
車高が上がっているときには、左の写真中央付近の赤いインジケータが点灯しています。この状態での走行は控えてください。このインジケータは、走行中段差などで点灯することがありますが、その時はリセットスイッチを押して消灯してください。
このSZはドライブシャフトブーツが破れたために入庫しました。これはSZ (RZ)の弱点です。車高が上がっている状態で走行すると破れやすくなるのでご注意ください。
交換作業中。

今回はストーリーを組み立てるのに十分な写真を撮ることができませんでした。


アルファロメオのV6エンジンの中で、わたしがいちばん好きなのが SZ (RZ) です。アイドリング状態で軽く踏んだだけでシュンシュン吹け上がるのは快感です。また、足回りがきちんとセッティングしてあれば、高速ではフロントが路面に吸い付くように走ります。限定車としての希少性だけでなく、孤高の存在感と素晴らしいドライブフィールを持つクルマです。

ただ、良好なコンディションを維持するには手間とお金がかかることも事実。このコーナーをごらんになった方から最近ご相談を受けることの多いモデルが155と164です。155はまだしも、164は(パーツが高いので)お金がかかることが多いです。タイミングベルト、クラッチ、ミッション、ブレーキ、パワステ、エアコンなど大きなところが重なるとリセット費用も高額になります。

中古のアルファロメオをネットオークションなどで購入されるのはよいのですが、その後のメンテナンスのことも考えておきましょう。