ALFA ROMEO 155TS 8V

初めていらしたお客様から「水温が110℃まで上がるんです」とご相談を受けて調べたところ、ラジエターの修理が不適切で冷却水が正常に循環していない様子。お見積を納得していただき入庫しました。

今回は8Vの水回りのリセットです。

まずラジエターを外します。
どうやって外すのかと思ったらリフトアップして下から抜きました。カンタンには外れないようですが。
古いラジエーター(下)は修復された跡があり、また水漏れの跡もあります。内部は白い錆で詰まり気味なので、新品(上)に交換します。
ラジエーターサポートの錆びの進行を防ぐため塗装しました。
エンジンマウントも(奥のゴム部分に)ひびが入っています。
今回用意した交換用パーツ。

ビニール袋に入っているのはラジエターホースやパッキン類。その下の左からエンジンマウント、サーモスタット、ウォーターポンプ、クラッチレリーズ。

サーモスタットの裏側。おなじみのスプリングが見えます。
新旧ウォーターポンプです。
ウォーターポンプを取り付ける個所を清掃しました。これから取付けです。
完成しました。

これで水温の上昇に悩まされることなく、安心してお乗りいただくことができます。