ALFA ROMEO 156 V6

ALFA156 V6の右ハンドル、マニュアル(ディーラー車)が入庫しました。

インジェクションのエラーランプが点灯していて、アクセルを踏んでもすぐにはエンジンの回転が上がりません。思うように動かないのでアブナイです。

タコメーターの右上、8の数字の右にインジェクションのインジケーターが点灯しています。
専用テスターをつないでエラー状況を確認します。

エラーを確認して(しかるべき対処をしたのちに)削除するとインジケータも消えます。

Accelerator pedal line, Signal not valid

車載コンピュータいわく「アクセラレーターからの信号がおかしい」そうです。

これは右ハンドル車に時々見られる現象で、助手席の足元にあるカプラー部分で接触不良を起こすらしいのです。対策としては、カプラーを介さずに直接半田づけします。
両側からリード線を挿入してヒートガンで熱すれば確実に半田付けできる便利なパーツがあるのです。
今回はエアーマスメーターにも原因があったため(ご相談のうえ)交換することにしました。
古いエアーマスメーターの内部。これはホットフィルム式と呼ばれるもので(以下、聞きかじり)ワイヤーやフイルムを一定の温度に保つようになっています。そこへ外気が流れ込んでくるもので冷えて温度が下がります。すると温度が下がらないように余計に電流を流します。その電流を測定すれば空気の量がわかるのだそうです。

うーん、理屈はわかりますが、それで空気の絶対量がわかるのでしょうか。そこまでは「大車林」を調べても載っていませんでした。

ともあれ、これで156 V6は見事に復活しました。よかった、よかった。