TVR CERBERA

向かって左のサーブラウの整備のご依頼を受けて、オイル、プラグ、バッテリーの交換、アイドリング調整、スロットル調整などの整備を終えたところ。これから洗車です。洗うためには動かさないといけないわけで、操作を覚える絶好のチャンス。すでに整備を終えているため、従来のガレージレポートとはちょっと趣きが異なりますが、TVRに興味のある方はお付き合いください。
フロントノーズは長いですが、V8エンジンはうしろ寄りに載せてあります。
サーブラウにはどこにも鍵を差し込むところがありません。だからこれだけ。

キーレスだとしても、ふつうクルマのドアには鍵穴がついています。それが鍵穴どころかドアハンドルすらないのにはちょっとビックリ。一体どうやって開けるの?

サイドミラーの下についている黒いボタンを押すと窓が下がってドアが開きます。なんだかSF映画に出てきそうな感じ。

乗り込むときは頭上注意。屋根がかなり低いので注意しないと頭をぶつけます。

ステアリング下半分に見える黒いボタンを1回押すと電源が入るので、リモコンのボタンを押してセキュリティを解除し、もう1回押すとセルモーターが回ってエンジンがかかります。

メーターパネルは向かって左が速度計、右が回転計。黒いスタートボタンのそばにあるのが燃料計、反対側にあるのが時計です。ちなみに赤いボタンを押すとエンジンが止まります。

これは好みのステアリングに交換するというわけにはいきませんね。

サイドブレーキとシフトノブ。これはふつうです。ペダルもふつうですが、クラッチはやや重め。
ウィンカーレバー(黄矢印)は右側にあります。頭を押すとハザードが出ます。
ヘッドライトスイッチ(黄矢印)を右に回すと点灯します。ワイパーはステアリングにボタンがついています。
ステアリングの左のほうに空調のスイッチがあります。
ウィンドウ開閉ボタンをしばらく探してしまいました。オーディオデッキの左右にある黒いボタンで上下します。
運転席のドアを開けるにはオープンボタン(黄矢印)を押します。もしも乗っている状態でバッテリー端子が緩んで外れてエンジンが止まったらどうなるのでしょう。ボタンでは制御できないから閉じ込められちゃう!?
いくらなんでもそんなはずはない、ということで探しました。サイドシルのすぐ内側にある赤いハンドルを引くと機械的にドアを開くことができます。(助手席も同様)

これでアナタはサーブラウに閉じ込められることはありません。(笑)

リアのエンブレムを押すとトランクが開きます。これは教えてもらうまでわかりませんでした。
トランクを開くとそこに給油口が。注意しないとガソリンをこぼしそう。トランクルームは広大とはいえませんが、そこそこ深さがあるので使えます。
トランクルームの右脇にヒューズが並んでいます。
リアシートは一応ありますが、足元も頭上もスペースが限られています。大人は無理です。乳児用チャイルドシートがリアにふたつ埋め込まれているとご想像ください。

わたしはサーブラウ以外のTVRを知りませんが、かなりユニークなクルマです。どう考えても変わってます。変です。でも、実はこういうの好きです。走っている姿はなかなかカッコイイですよ。