1989 BMW 320i

水漏れのため、E30が入庫しました。

じつは前回ラジエターを交換したのですが、今度は別のところから漏れました。古くなってくると弱い部分から水が漏れてしまいます。

これはエンジンルームを左側から見たところ。インテークの右の下のほうに原因がありました。
インテークを外したところです。

エンジンブロックのめくら蓋が腐食して穴が空いて、そこから水が吹いたのです。めくら蓋は6枚あるので、すべて交換します。

これが外したインテークとスロットル。
インテークの内側は真っ黒。これはきれいに掃除しましょう。

写真で指差している穴を通ってエンジンオイルがオイルパンに戻っていきます。

邪魔になるスターターモーターを外しました。
めくら蓋はしっかりと打ち込んであるため、外すのもひと仕事。ハンマー片手にコンコンと根気よく作業します。
新旧めくら蓋。右の黄矢印のところに小さな穴が空いていました。
いちばん奥の6番シリンダーのめくら蓋を交換して、5番を外したところ。

内側にシリンダーの外壁が見えます。ここを冷却水が流れているわけです。

今回の作業のために用意したパーツ。
インテーク側のすべてのめくら蓋を交換しました。(黒いスプレーを吹いてあります)

じつはエグゾースト側にも6枚のめくら蓋があるそうで、もしもそちらにも穴が空くとインテーク側よりも面倒かも。

しばらく作業に集中していると思ったら、インテークとスロットル、スターターモーターが付いていました。ほとんど終わっています。
完成しました。

インテークやポートをきれいにしたせいかエンジンの吹け上がりが良くなりました。ブォンブォンといい音してます。