▼ LUSSO ガレージ日記 No.11 - 15

No.15 - 2004/04/02

BMW Z4が入庫しました。3リッター、右ハンドルのATです。踏めば速いのですが、乗り心地は固い。意外に排気音も勇ましく、ドーンという押し出しのマッスルカーです。SPORTモードにすると結構過激になりますが、DSCのおかげで破綻することもないはず。対抗馬はボクスターなのでしょうけれど、キャラはまったくちがいます。

Z4の向こうに映っているのがALPINA B3S リムジンの6MT。最近マニュアルが億劫になりつつあるのですが、それでもMTで乗りたいと思えるクルマです。わたしはM3よりB3Sのほうがいい。BMW M3は運転が強気になりがちなのに対して、ALPINAはマイペースで行けそう。3,000rpmからの伸びと加速は最高。600万しますが、すばらしいクルマです。

BMW 520に乗るのはわたしにとってちょっとした挑戦でした。どちらかというと左ハンドルのほうが好きなのに右のATで、なにより重い。こんなにパワーウエイトレシオの悪いクルマに我慢できるかどうか不安でした。いまの自分の好みに正直になるならALFA155 V6のほうがいい。だけど 520でBMWの世界を垣間見ることができるかもしれません。それにVENTOよりもひと回り大きなクルマが欲しかったし、ちょっぴり豪華な雰囲気も気に入りました。結果、結構楽しませてもらってます。帰省にも使ってみてわかったのですが、STOP&GO の多い市街地はつらいし、高速でもあまりスピードは出したくない。いちばん心地よいのは 60-70km/h ほどで流しながら、時々右足で速度を補ってやる乗り方。SPORTモードにして3,000rpmちょっとをキープしながら走ると意外にレーシー。燃費は踏んで走ると街中で 5km/l、高速中心で10km/l。これなら3リッターのALFA164と変わりません。それならぼくも530のほうがいいなぁ。でも多くは525なので520は逆に珍しいようで、それもアマノジャクのわたしには似合っているのかもしれません。(つづく)

No.14 - 2004/04/01

ブルーマーレーのマセラティ・ギブリGT 2.0です。チタン・マフラーのテールがおなじようなブルーにきれいに焼けています。試運転したメカニックさんは「むちゃくちゃ速い。2.8リッターより過激だわ」。ギブリは華やかさと危うさが同居したクルマです。

個人的な話題で恐縮ですが、わたしの愛車はROVER MINI、ALFA155TS 8VALFA164 SUPER 24V、VW VENTO GLI、そして現在の BMW 520iに至ります。155以外はすべて中古車で、しかも520は50万円コースです。VENTOも520もそのクルマを探していたのではなく、たまたま下取りなどで入ってきたのを譲り受けたようなもの。車種や色などよりも程度優先で決めました。車両価格だけで飛びつくとあとで痛い目に遭います。その点、ルッソで整備履歴を把握している車両であれば安心です。これくらいの値段で未知の領域を探検できれば安いもの。昔、E-wayamaさんと話してた「クルマで世界一周したい」という話もこのパターンであれば実現の可能性があります。あれほど遠かったドイツにも馴染んできました。イギリス、イタリア、ドイツと来たから次はスウェーデンかフランスあたりでしょうか。アメリカには行かないかもしれませんが、最後はまたイギリスに戻りたいと漠然と考えています。(つづく)

No.13 - 2004/03/31

PORSCHE 911 GT3 は非常に車高が低いのでリフトアップが難しいのですが上がりました。

突然いらした常連さんが「あ、GT3ですね」。どうして前からパッと見ただけでGT3だってわかるの?

リアの下回りです。「カレラとはずいぶんちがいますね。シャーシもあちこち補強が入ってます」。エンジンとミッションが黒くなっていますが、これはオイルが漏れているわけではなくコーティング剤です。

このあと給油に出たメカニックさんいわく「3,000rpmしか回してないのにすごく速い。これは6,000rpmも回せんわ」。足回りもいいし、ブレーキもいいと絶賛していました。ついでに「いい」お値段します。(苦笑)

ルッソではクルマを値段で分け隔てしませんが、高価なクルマの整備はリスクもあるので神経をつかいます。わたしだって外してある部品を踏んづけたりしたら大変です。足元と頭上は要注意。注意力散漫ではリフトに近づくことも許されません。

隣のリフトではアルファロメオ・スパイダー 2.0TS のミッションOHをしていました。同時にクラッチも交換します。

古いから、距離を走っているからといって「こんなものだろう」「仕方ない」とあきらめるのではなく、長く乗るならきちんと整備したほうが愛着も湧くし、信頼が増して安心して乗ることができます。お客様に納得していただいた上で良いコンディションのクルマを作っていきます。

No.12 - 2004/03/30

名古屋高速〜東名阪〜名阪国道〜西名阪〜近畿道経由で帰省しました。名神経由よりも料金所が多くなるので以前は避けていたのですが今回はETCがついているのであえてこちらを選びました(笑)。ETCゲートは空いているので精神衛生上よろしい。車載器をつけた値打ちがあるというものです。

BMW520の高速走行は快適です。155TS 8Vでは高速の追い越しがつらかったけれど、同じ2リッターでも520は回せば加速してくれます。ただし重いので思い切って回さないとスピードが出ません。加速するまでのタイムラグを織り込んだ、ゆとりをもったリズムで流すと楽しいドライブになります。155ではスピードを出すと浮き足立ってきて怖かったけれど、520は踏んでも足回りにゆとりがあるのがうれしい。

「ラ・ガラージュ」神戸店に足を伸ばしてみました。神戸市灘区新在家の国道43号沿い、イエローハット西向かいのサザンモール六甲に入っています。1Fが駐車場で2Fに上がるとまるで「海ほたる」みたい。規模は小さいものの、ACTUSなどお洒落な店が並んでいます。カフェのランチもおいしかった。LAVAZZAの豆を使っているようです。

「ラ・ガラージュ」でB4サイズのトートバッグとペンスタンドを買いました。トートは書類などを入れて使い、ペンスタンドは「ルッソ」のカウンターに置くつもりです。

久しぶりに神戸を走りましたが、国道2号線沿いは大きなビルやマンションが増え、クルマは制限速度で流れていました。名古屋よりもゆったりと流れているのが印象的でした。BMW520にやさしい街です(笑)。

No.11 - 2004/03/28

ALFA147 CUPが帰ってきました。今度はエンジンだけでなくボディといっしょに。黄緑だった部分を黒く塗って精悍になりました。

そうそう、2004/3/21 の「アルファロメオ・チャレンジ」(TIサーキット英田)では決勝で8位でした。ご無事でなにより。

今日のLUSSOです。日中は暑いくらいの陽気でした。

わかりにくいかもしれませんが、向かって左にはALFA155TS 8Vが2台、右側にはALFA SZが2台並んでいます。じつは左のいちばん奥はNEW SPIDER、右奥はALFA145。全部赤いアルファです。ガレージに入ったところには147CUPがお尻を向けてます。

ささやかな ALFA ROMEO DAYでありました。(笑)