SHOT 077 - 2005/09/03

マセラティ・ギブリGT 2.0が入庫しました。

走行は約50,000km。CHECK ENGINE 警告灯がつくエンジン不調です。

全体を点検したのち、インテークを外して、その下のチェックを行うことにしました。水漏れなどが CHECK ENGINE の原因になっていることがあるからです。
これがインテークの下です。エンジンのバンクの間なので熱がこもりますし、冷却水のホースが集中している場所でもあります。
今回は水漏れは見られませんでしたが、元のホースバンドは写真のように増し締めできないタイプのものなので、すべて増し締めできるタイプに交換します。放置するといずれ水漏れが起きます。
スターターの端子も増し締めしておきました。
インテーク背面のフランジのうち、ターボコントロールの2個は真鍮製に交換してありますが、そうでないものは樹脂製(黄矢印)のままです。真鍮製は1万円以上する(部品代は変動します)ので安易に替えることはできません。

その後、インテークのOリングを交換して元通りに組んだところ CHECK ENGINE は点灯していません。

あわせてヘッドライトのガラス清掃のご依頼を受けました。

ガラスがシール剤でべったりと接着されていて(本体の樹脂を割らないように)外すのに往生しました。これだけ強力に付けてあるにもかかわらずガラスの内側に水滴がつくのは何故?