SHOT 180 - 2006/03/30

MASERATI GHIBLI GT 2.8 の点検等のご依頼を受けました。初入庫ですのでまずは点検をお受けして整備見積をお出しします。

きっかけは「異音がするのですがクラッチを踏むと止まるんです」とのこと。クラッチのレリーズベアリングが温まってくるとカラカラと音がするようです。しかし、まだ28,000kmなのでクラッチはそれほど減っていませんし、たとえクラッチ交換でベアリングが新品になったところで異音が出ない保証はありません。ということで今回はクラッチ交換は見送りました。

「転ばぬ先の杖」をお勧めすることが多いとはいえ、無駄な出費は避けたいのです。

他に排気漏れがありました。

これはマフラーの継ぎ目から漏れています。

一旦外して清掃しパテで隙間を埋めました。
排気漏れはエキマニから触媒に入る手前にも左右パイプに1箇所ずつありました。

それがO2センサー(ラムダセンサー)のすぐうしろに、どう見ても(まちがって?)人が開けたとしか思えない丸い穴が開いていて、エンジンをかけるとポポポポッと排気が漏れていました。

おそらくこの2個の穴のせいで、過給がかかったときにヴォーーーーンと大きな音がしていたのです。リベットとパテで穴を塞いだらおさまりました。
ラジエターサブタンクとラジエターキャップも水漏れ対策のために交換しました。
あとは左フロントのスタビライザーリンクロッドを交換したのですが、ボールジョイントのグリス封入してあるブーツが破れていました。

「ほら、このとおり」。

すべてのご要望にお応えできるかどうかはわかりませんが、理想のコンディション創りのお手伝いができればわたしたちもうれしいです。