SHOT 185 - 2006/04/05

LANCIA DELTA Integrale Evo.IIのクラッチマスターです。ゴムブーツの内側はボールジョイントになっていて、ある程度自由に動きます。

左側の金具がクラッチペダルの反対側とリンクして、ペダルを踏むとマスターのロッドを押す仕組みになっています。上部から出ている白い樹脂のコネクタはブレーキオイルのリザーブタンクにつながり、マスターの反対側はレリーズシリンダーにつながります。

古いクラッチマスターを分解したところ。上の新品とはすこし構造がちがって、ゴムブーツを外すとこんなふうにバラバラになるタイプです。
デルタは低回転のトルクが細いですが、ある程度回せば十分速い。ノーマルであれば乗り心地も悪くありません。セミバケットシートはホールドが良いだけでなく、アルカンタラは(本革のように)滑らないので運転しやすいのです。

ふだん5ドアハッチバックとして日常の足に使うこともできるでしょうし、楽しめそうな道路と状況であれば踏み込んでみるのも一興でしょう。ただし、乱暴な乗り方をするとお金がかかるのでご注意くださいませ。

デルタのようなクルマはもう存在しませんが、現行モデルの中でイメージがオーバーラップするのが RENAULT MEGANE F1。2リッターですがスーパーチャージャー付きで滅法速い。しかもステアリングもクラッチも軽く、フワーっと動き出します。ご興味のある方は「グースネック名古屋」へお越しくださいませ。