自分の中でELAN+2は不完全燃焼だったオーナーから託された一台でした。乗る時間が少なく楽しめ切れなかった前オーナーから託された次のオーナーへのバトン。
どう繋げていけばこのクルマは幸せになってくれて、そのオーナーは幸せになれるのかを考えて案内する事が分からないまま年末が過ぎ、乗る事にしました。
今では誰かに手渡す事も少し惜しいと感じるほどこのELANの事を好きになっているように感じます。（笑）
何気なく眺めていたボディラインやコクピットからの眺め。非力と言われれば否定はできない馬力にも、今は意味があるように感じてしまうのですから「恋」かも知れません。
英国車の魅力を上手に伝える事は困難ですが、ELANを介してならそれもできそうな気がするほどです。
昨年から続く感染症拡大による行動の規制や移動の自粛においてクルマでの移動は以前より少しだけ市民権を得たように感じています。そしてクルマを楽しむ事が趣味として理解される機会も増えていくようにも感じます。

単なる移動や運転が心から楽しく感じられるクルマを走らせる事ができる贅沢。そんな気持ちやクルマを思いやる気持ちを「Lusso」という名前に込めて始めた事も思い出せた初走りでした。
私の周りの心からクルマを楽しみ嗜む方々に今年も楽しいドライブや出会いがある事と健康を祈って初稿とさせていただきます。
ELAN、良い…。