これは前オーナーがおとなしい乗り方をされていて、キックダウンの位置が変わってしまっていたので、バッテリー端子を外してしばらく放置することでコンピュータの学習内容をリセットしました。

タイヤを外してリフトアップしてエンジンオイルとオイルフィルターを交換します。

ステアリングを回す操作をタイヤに最後に伝えるのがタイロッドエンド。ここのガタはタイヤの内減りを促進したり、ステアリング中央付近の遊びが大きくなり、切っていったときに急に力がかかることからパワステラックの寿命を縮める恐れも出てきます。ですから、ルッソではタイロッドエンドは消耗品だと考えています。

古くなるとバルブ表面の塗装が剥げてくるので交換します。

これでブレーキパッドの当たりも均等になります。ブレーキは命に関わる安全装置ですから念入りに作業します。

水やホコリが入らないように新品に交換します。

右の新しいタイロッドがついたところです。

今回、スパークプラグを6本ともイリジウムプラグに交換します。

問題はありません。

タイミングベルト交換済ですが、納車前に状態を点検するためにタイミングベルトカバーを外しました。結果は良好です。カバーの汚れを落として組み付けます。

ちなみに、ナビ本体はトランク内に付けました。ETCは以前からついていたものを生かします。

常にガソリンが少ない状態で乗り続けられたのか、ポンプと内部のホースに負荷がかかり正常に動作しなくなっていました。

ポンプの底面から燃料を吸い上げてメインホースから送り出すのですが、そのホースが破れていてはポンプ内のモーターはフル回転。焼き切れても不思議ではありません。タンク内の燃料が少ない状態では、ホースの亀裂部分はガソリンに浸っていません。

このトラブルの原因はガソリンタンク内の内圧が高い状態だったことが考えられます。とくに夏場は、満タンとは言わないまでも十分な量のガソリンをタンクに入れておいてあげてください。

ヘッドライトのガラスが白く曇っていたのを分解清掃したのできれいになりました。ヘッドライトが曇っているとみすぼらしく感じるのと夜間走行で暗い感じがしましたが、いまはピッカピカです。このレポートの1枚目の写真と比べてみてください。