2003 ALFA ROMEO 147 GTA 納車整備レポート (2005/9)

ヌヴォラホワイトの147GTAは走行24,000km。納車整備メニューは、タイミングベルト、タイベルテンショナー、アイドラーベアリングのセットと、カムカバーガスケット、プラグ交換です。

入庫前に担当メカニックが試運転し、クルマの状態を担当営業に報告して整備メニューが決定されます。

アルファロメオ最強の3.2リッターV6ユニットは低回転域からトルクがあり、踏めばとってもパワフル。

いまアルファの147GTAと156GTAの中古車は狙い目です。が、きちんと整備して気持ちよく乗りましょう!

インテークとカムカバーを外してカムが現れました。アルファのタイミングベルト交換はメカニックも手馴れたものです。
カムをSST(専用工具)で固定し、ピストンの上死点を出してバルブタイミングを正しく合わせます。

外したタイミングベルトカバーもきれいに掃除します。偶然立ち寄られた弊社のお客様が作業をごらんになって「掃除代を取らないといけないね」。たしかにいちいち掃除しなくても機能上支障はないのですが、きれいにしておくことで万一オイル漏れなどがあったときにすぐに発見できるというメリットもあります。また、もしも他のガレージで誰かがこのクルマを点検したときに「ルッソはきちんと整備してるな」と思ってもらえるような仕事がしたいと思っています。

クランクシャフトにかかっているタイミングベルト。この回転をカムシャフトに伝えています。
新しい交換用パーツ。

左上がタイミングベルト、その下がアイドラーベアリング2個、テンショナーベアリング、プラグ、右がカムカバーガスケットです。

新しいタイミングベルトを張ってカムカバーを閉じました。

作業終了後、再度メカニックが試運転を行い、問題がないことを確認して納車準備が整います。

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