2003 ALFA ROMEO 156 GTA 納車整備レポート (2006/03)

弊社管理車両が買い取りで入庫しました。走行35,000km弱なのでちょうどタイミングベルトの交換時期。通常、次のオーナーが決まってから納車整備として行うのですが、今回は先行して足回りも含めてリセットすることにしました。

エンジンルームを右側から見たところ。右がフロントになります。

手前の黒いカバーの中に見えているのがカムシャフトプーリーとタイミングベルトです。

手前バンクを真上から見たところ。

プラグホールから異物が入らないようにテープを貼ってあります。

外したスパークプラグ。
タイミングベルトを交換するときには、SST(専用工具)でカムシャフトを固定し、1番シリンダーのピストンの上死点をゲージで確認し、正しいバルブタイミングを出します。
ベルトやプーリー、ベアリングを外しました。
外したパーツたち。(プラモデルみたいです)
こちらは新しい交換用パーツ。
古いタイミングベルトです。
タイミングベルトのテンショナーベアリング(左)とアイドラーベアリング(右2個)の新(上)と旧(下)。

新しいタイミングベルトを張ったところ。

ベルトよりもベアリングが先に壊れることがあるので、ベルトとベアリングは同時に交換します。

タイミングベルトカバーを閉じて、インテークマニホールドも付きました。

エンジンオイルを交換中。

GTAにはMOTUL 300V Competition 15W-50 をお勧めしています。

カーボン調のストラットタワーバーもつけてみました。
足回りの動きが悪くなっていたのでSACHSのショックアブソーバーに交換することにしました。
交換前。

交換後。

タイミングベルトを換えて、安心して踏めるようになりましたし、タイヤとショックを換えて、足回りもシャキっとして156GTAらしさが蘇りました! アルファロメオ最強のV6ユニットを積んだベルリーナはいかがでしょうか。

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