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水冷モデル２代目としてこのタイプ997は大きな改善をその外観に施されリリースされました。
空冷時代のヘッドライトを正とする多くのポルシェファナティックの意見を聞き入れたかのヘッドライトのデザイン変更は996とその外観を大きく変化させました。

エンジンも過渡期のモデルとしてはこの先を見据えた進化を感じられました。
一部ではインターミディエイトシャフトの破損によるエンジントラブルを多発し、一時的にはその市場評価までをも下げた感はあります。
現在ではこの問題に対してポルシェAGが展開したリカバリーサービスにより大きな不安なを抱えたまま現存する個体は少なく、この個体のようにその管理と確認が確実に行われている個体の選択が可能となります。

ポルシェセンターでの入庫点検記録の有無がこの問題の解決には必須条件なのでそのチェックだけは怠らない事が997のインターミディエイト対象車両のクルマ選びの肝ともいえます。

そんなすべてのチェック案件をクリアした997カレラS。低走行、オリジナルコンディション、6速マニュアル、とくれば911選びの中でもトップランクの検討案件かと思います。

この上に行くモデルはサーキットを見据えた「GT3」となるのでストリートではこのカレラSに魅力を感じます。

現行モデルでは薄れた感じがする「硬派な911」の乗り味がダイレクトに楽しめる一台としてご提案いたします。