2024年の大みそか、やっぱり最終日は何月であろうとここに戻るE-carsです。

昨年は旧ホームページ全体がウィルスに感染して更新どころか閲覧もできない状況に陥りこれまでのすべてを失うという現実を突きつけられました。
これまでに書き綴ってきた自分の記録も失い、創業から続けてきた足跡も消し去られてしまう危機に消沈していた事を思い出します。

その間に何人もの方に原状回復を応援され、励まされてきました。
自分の会社が少しでも誰かの役に立てていた事と、その記録は自分だけのものではなくLussoに関わっていただいたすべての方のものでもある事を感じました。

今、こうして何気なく行える事にも感謝を感じる事ができるようになりました。E-carsは自分の個人の思いのままが少しだけその棘や角を落として選んだ言葉で綴られています。

今の時代には簡単に呟けたり、露呈していくツールは多々あります。その言葉に様々な反応が起きて思わぬ炎上や人気を博すこともあるのでしょう。

どうでもいい事に一喜一憂したり承認欲求が満たされないでがっかりしたり。そんなことから完全離脱したこのスペースは生きている間の日記のようなものであれば良いのにと思います。

クルマの存在が少し違う価値観に変化していく事を感じています。自分一人の楽しみであったその一台がSNSの進化と共に多くの人に見られる、そして判断されていく事に心が痛みます。
どうでも良い押し付けのような全体評価がそのクルマの価値を落としたり高めたり。生産台数制限という作られた希少価値に踊り価格の記録を更新していく高額車両。
運転を楽しみたい気持ちよりその資産運用的価値にだけ固執する錬金保有者。
本当にそのクルマを走らせて幸せになりたいと感じていますか？

いつも心の中で言葉にできず押し殺していた言葉たち。

今年、Lussoにて引き渡せたクルマたちはそんな価値観を排除した本物のクルマ好きに捧げる事が出来たと感じています。大きな売上高減少を受け入れて。

本気出して好きな事をやる事は苦しい事がほぼすべて、しかしのほんの僅かな達成感の為に来年もこの仕事を続けていきたいと感じられた一年でした。

Lussoの価値観が自分の価値観、その思いに恥じないように、でも思いのままに明日からまた仕事に取り組みたいと思います。

今年は最後のつぶやきも残せました。

よいお年をお迎えください。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　E-wayama