シフトレバー脇のA/Sスイッチを押すとAUTOからSPORTSに切り替わります．スポーツモードは要するに引っ張って走るモード．1速で発進すると2,000rpmを超えたら2速にシフトアップするAUTOと異なり，SPORTSでは3,000rpmまでシフトしません．2速に入ると今度は3,300rpmあたりまでホールドするので3速に入る頃には結構なスピードになっています．

のろのろ渋滞だと1速のままブ〜ンっと吹かしながら徐行することになるので逆にストレスが溜まります．「これは都内には向かないな」と思ったのですが，ある程度流れていれば2速3,000rpmで走ってもいい．すぐに加速できます．そう，155でも街中は2速で遊んでいましたっけ．

ATの癖を調べるのも面倒になって「いっそシフトしてやろうか」と思ったものの，日常的にシフトするようにはできていないはず．トラブルを早く引き寄せることになりそう．このATにわたしの好みどおりのシフトを期待するのは無理．哀しい現実です．

164 Super 24VのMT仕様も（並行輸入では）存在するのですが，そこまでしてMTにこだわるとクルマ選びそのものが変わってきます．「お父さんのセダン」としての164を楽しむならATでいいじゃないか，というのがこのレポートの主旨でもあるのです．割り切りましょう．（割り切りたい，割り切れるといいな…）

この164には盗難防止装置がついていて，付属のリモコンを使うと集中ドアロックも連動します．「こりゃ便利だ」と喜んでいたのですが昨日から調子が悪い．なかなか反応しません．リモコン側のCR2016電池2枚は交換したのですがダメ．もちろんキーでもドアロックは解除できるし，エンジンもかかるのですが，メーターパネルに赤いインジケータが点滅したまま．それが盗難防止モードになっている証拠．

Eワヤマさんに「そのまま運転しても大丈夫？」と訊ねたら「日本仕様はアラームとかを切ってあるので問題ありません．ただ盗難防止モードのまま長期間放置するとバッテリーが上がるかもしれません」．

あれはただのドアロックリモコンだったのね．（笑）