ALFA ROMEO 164 Super 24V REPORT No.6
155で通っていた裏道を164でもとりあえず通ることはできます.ただし2箇所くらい電柱が邪魔なところがあって,すこしだけ迂回しています.急がば回れ.

■ 学習リモコン

ドアロックリモコンの不調の原因はリモコン側にあるのか,本体(車体)側なのか.リモコンのスイッチを押すと赤いLEDが点灯するのですが,その点滅が押すたびにちがいます.電池を交換してあるのにおかしい.

そこでハル・コーポレーションの「クロッサム2Plus」という学習リモコンを買ってきました.これは昔から販売されている製品で,パソコンから制御することもできるものです.ほんとうは小型リモコンがほしかったのですが売ってませんでした.

早速164のリモコンと向かい合わせて学習させます.異なるボタンに6回学習させて,それを164に向けたところドアロックが反応したのは6分の3.この学習リモコン(の正しく学習したボタン)にちゃんと反応するということは,不調の原因はリモコン側にあると考えられます.

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「どうしてこんなでかいリモコンを持って歩かないといけないんだ?」と思いつつ,今朝164に学習リモコンを向けると「あれ,反応しない」.謎は深まります.

こんなこともあろうかとゆうべ164のリモコンを再度オーバーホールしたのです.

マイナスドライバーでこじ開けると赤外線回路は一体型だから故障するとは思えないし,基板上のマイクロスイッチを押すだけ...大丈夫かなぁ,このスイッチ.あとはCR2016電池2枚重ねの接触不良の可能性.端子部分に細かいサンドペーパーをかけておきました.そして元に戻して押してみると赤いLEDの点滅が規則正しくなったのです.この頼りなさと上手に付き合っていくのが164を楽しむコツかもしれません.

元のリモコンを164に向けると一発でドアロックが反応しました.結局よくわかりませんが動けばいいです.(笑)

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この164の注意点はパワステポンプの寿命です.

都内の裏道を抜ける日常生活にどこまで耐えるか,わたしがどこまで長持ちさせることができるか.「そのうち壊れるのがわかっているなら先に交換したい」と言ったらEワヤマさんは「もったいないからやめましょう.高いですよ.壊れると決まったわけではありませんから」.

パワステが死んでもステアリングが切れないわけではないのですが「すごく重いですよ.さらにステアリングギアボックスが壊れると大変ですから乗らないほうがいいです.いきなり壊れるのではなく,かならず前兆があります」とのこと.

据え切り,ロックは禁物.狭い曲がり角ではゆっくりとステアリングを回せるように十分スピードを落としています.

自動車ってどうしても年数や走行距離で各部にへたりが出てきます.必須部分は最初にきちんとリセットして,別に困らないところは無視して,できるだけ安上がりに乗りたい.そのあたりの割り切りが中古車を楽しむコツだろうし「いかに壊さないように乗るか」というゲームだと思えばいい.

本当はリモコンがなくても困らないのだけど,わざとこだわってみるのも愉快です.

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