ALFA ROMEO 164 Super 24V REPORT No.12
155では相川七瀬だったのが164ではZARDなのです.わかります?

■ 枝葉末節レポート

これまで無頓着だった「164情報」をインターネットで集めてみることにしました.164関連のホームページは多くはないものの,探してみればスペックの違いなどを知ることができます.

「Superはバンパーが大きい(から嫌い)」という話もあります.とかくバンパーは嫌われ者.今朝あらためて眺めてみるとたしかに大きいかも.だからといって不細工だとは思いません.バンパーが大きくなった分を電信柱で擦らなければいい(笑).

雑誌にしろ,インターネットにしろ,かならずしも有難い話が聞けるわけではありません.知らないほうがいいこともある.だから164に興味のあるアナタ,この連載は読まないほうがいいかもしれませんよ.(読者を脅してどうする?)

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毎朝164のところへ行って付属リモコンを前席の天井に向けてピッ.おかげさまで一発でドアロックが解除されます.運転席に滑り込んでステアリングに付けてある盗難防止装置を外します.キーは小さいスペアキーを使ってます.ズボンのポケットに入れるときに大きなマスターキーは嵩張るのです.

右手でキーを挿して1段ひねるとメーターパネルに灯がともります.ABSとAIR BAGのチェックインジケータが消えたらセルを回してエンジンスタート.ボーっというエンジン音はアイドリングでも大きめ.

住宅街ですからアイドリングも迷惑.シートベルトを締めてミラーを確認したらDレンジに入れサイドブレーキを外して出発.前面道路が狭いからすぐに右にいっぱい切らないと電柱に当たります.そしてまたすぐに右折したいところなのですが,右コーナーの電柱が邪魔だからやむなく左折.ココが「急がば回れ」その1です.前からクルマが来たらすれ違うこともできません.すこし広い通りに出るまではクリーピング.暖機運転です.

朝はちょうど小学生の通学時間帯なので狭い道では緊張します.「あと15分早く出れば」と思いつつ布団が離してくれません.

バス通りに出てしばらくすると水温が上がってきてヒーターが効きはじめます.ふだん水温計は90度あたりを指しています.バッテリー電圧は13〜14V.油圧は1〜3bar.街中を100kmも走ると燃料残量計は半分近くまで減ってしまいます.155同様,メーターの動きにクセがあります.それを覚えることがクルマに慣れる第一歩.

足回りはノーマルですが現状が本来の状態に近いのか遠いのかわかりません.いずれにせよ路面の当たりは柔らかめ.乗り心地はわたしは悪くないと思います.ただし地下鉄12号線工事でデコボコ舗装路はだめ.突き上げでボディがきしみます.踏み切り同様,徐行あるのみ.

ブレーキは通常走行では問題なく効きます.ABSが付いているのでパニック時は思い切って踏むだけ.コーナーではロールしますが,ノーマル155よりは控えめかな? というよりも164の重さで公道のコーナーに突っ込む気にはなれません.

センターコンソールの「段々畑(またはオルガン)スイッチ」は最初戸惑いますがじきに慣れます.ガソリンスタンドで給油口をボタンひとつで開けることができるので便利.このボタンで開かないときはトランクに出ているヒモを引っ張るそうです.155にあったダッシュボード上面のトレイ(物置)が164にはありませんが,その代わりグラブボックスは大きめ.ドアポケットもフタ付きです.もちろんリアのドア開閉はチャイルドロックできますし,窓の開閉も運転席からロックすることができます.

こうしてみると164って155と似てます.あたりまえですか.

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