ALFA ROMEO 164 Super 24V REPORT No.18
ファーストフードの謳い文句じゃないけれど「早(速)い・安い・旨い」.164もいいセン行ってるかも.え,164は牛丼じゃないって?(笑)

■ バイブレーション

高速道路をSPORTモードで走るときに困ったことがひとつあります.

スピードが出せなくてトップ(4速)に入らず,3速4,000rpmで走ることも多いのですが,3速の3,500-4,000rpmではアクセルペダルに不快な振動が来るのです.3,500rpmまでは振動はなく,4,000rpmを超えると不快でもなくなってくるのですが,SPORTモードでの常用域が問題なのです.

足の裏がごろごろするのです.155TS 8Vではこういうざらついた感じはなかった.それが「ラフだけど洗練されている」といわれる所以です.気持ちのいい部分を残し,不快な部分を削ることを洗練といいます.音や振動をすべて削るのは(わたしにとって)洗練とはいいません.

アクセルペダルの振動くらい気にしなければいい?

たしかにそうですね.でもわたしはそのままアクセルペダルを右足で押さえているのが苦痛になってAUTOに切り替えてしまいました.

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深夜の東名高速上り,御殿場あたりから3車線になりますが,しばらくはワインディングが続きます.それも大井松田あたりまで来るとカーブも減って走りやすくなります.

高速道路では自車の絶対速度だけでなく他車との速度差に注意しなければなりません.こちらの速度を認識していない車がふらふらと追い越し車線に出てきたとしても,ちゃんと減速できなけれなりません.そういう意味で3車線あって中央車線が空いていれば危険は減ります.

トップ4,000rpm弱からアクセルペダルを床まで踏み込むとギュオ〜ンと6,300rpmまで吹け上がります.爆発的な加速ではありませんが予想以上に力強いものです.レブリミットまできっちり回ります.24Vの底力を見せてもらいました.(Eワヤマさんには危ないからやっちゃいけないと言われていたのですが…ごめんなさい)

ロケットダッシュを3回ほど繰り返したらドッと疲れてしまい,その後はのんびり流そうと思ったのですが,試しにAUTOモードで踏んでみたところ「あれ,シフトアップしない」.どうやら踏み方次第のようですが,どうもAUTOモードの加速は頼りない.

ATはMT以上に右足が大切.シフトスケジュールの癖を覚えてしまえば,それも右足で調整できます.輸入車のATについては「シフトスケジュールが日本の道路事情に合っていない」などと聞くことがありますが,このSuper 24Vに関しては問題は感じません.でもせっかちな人は出足が遅いと感じるかもしれませんね.

エンジンを思い切り回したのには理由(言い訳です)があって,エンジンを回して走るようになって燃費がすこし良くなったような気がするのです.

東名2往復の1往復目は,おなじようにSPORTモードで東名を走っても8km/lだったのが2往復目は10km/l近く走ったのです.ガソリンの入れ方にもよりますから気のせいかもしれないのですが,エンジンを回してやることで溜まっていた汚れなどが取れて動きがスムーズになる,な〜んてことはないのでしょうか?

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中古車って機関内部は見えないから,クルマの状態は前オーナーがどういう人だったかを手がかりに推理するしかありません.

幸いSuper 24Vは前オーナーさんをEワヤマさんがご存知だったので乗り方を想像できるのです.Eワヤマさんがディーラー時代に納めたクルマ(アルファロメオ)をいまLUSSOで次のオーナーさんに手渡すことも多いようです.それなら彼もクルマの状態がわかっているから「自信をもって乗せてあげられる」とか.

さて,前オーナーはあまり回していないはず.過去5年間3万kmをほとんど3,000rpm以下で走らせていたとしたらエンジン内部はどうなっているのでしょう? エンジン内洗浄したほうがいいかもしれませんが,まずは早めのオイル交換ですね.

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