ALFA ROMEO 164 Super 24V REPORT No.22
164に乗り換えて約1ヶ月.早くも我慢の限界か!?

■ 贅沢な足

わかりました.

わたしにとって164 Super 24Vはちょっと贅沢な足です.そう割り切ればいいクルマだし,もっとこだわると物足りない,つまらない,楽しくない.

ATが嫌いだからといって,Super 24VではなくQVに乗っていたでしょうか.MTがいいのなら155TSに乗りつづければよかったはず.どうせATに乗るならオープン(カブリオレ)にすればよかったといっても排気ガスに煙る都内ではオープンにしたくない.

「ふだん都内,ときどき東名」という使い方であれば164 Super 24Vは向いています.都内ではごくふつうのセダン,高速では急行列車.余計なことは考えずに音楽でも楽しみながら移動すればいい.

刺激不足のクルマに乗ると,オーディオだのチューニングだのドレスアップだの,どうでもいいことに手を出す心境がいまはよくわかります.そうじゃないと退屈なのです.仮にも「クルマ好き」の端くれであればクルマにはこだわらねばならないのです(笑).

でもわたしは不精者なので刺激を求めるなら,はじめから刺激的なクルマ,ワクワクするクルマを探します.あとでいじり回すのは面倒です.

★ ★ ★

負け惜しみに聞こえるかもしれませんが,べつに後悔はしていません.164に乗りながら自分が乗りたいクルマを探せばいい.いまは神様がくれた小休止.

たとえ「これを探していたんだ」というクルマに出会ってもいまの状況で楽しむのはむずかしいでしょう.踏んでナンボのMT車は都内ではストレスが溜まるだけ.そういう意味では164 Super 24Vは「いいクルマ」です.ただ,モチベーションが下がってくるとレポートを続けるのがむずかしくなっていきます.

この連載が始まってLUSSOのホームページのアクセスも増えています.逆にいえば更新が少ないから見るところがなかったともいえます(苦笑).読んでくださるのは有り難いのですが,みなさんもこんな話ばかり聞かされるのではうれしくないですよね.書くことがなくなってきたのでそろそろ締めくくりを考えましょうか.

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