ALFA ROMEO 164 Super 24V REPORT No.32

相変わらずLEGO MINDSTORMに凝っていて,毎晩時間があればなにかひとつ作ってます.いろんなキットを買ったので部品もたくさん集まりました.全力を挙げて童心に返るのでストレス解消に役立ちます.(その代わり寝不足になります)

よくできた作品は構造に無理がないから美しい.それに引き替え,わたしが苦心惨憺したロボットは見るからに苦しい.自動車の設計もむずかしいのでしょうね.

■ トロはお好き?

梅雨の合間に右のワイパーブレードを外してみました.ブレードの中央裏側の爪を押さえるとアームから外すことができます.しかしアームの先の部分は細いとはいえ,厚さ3mmの鉄です.固くて素手でねじることなどできません.必要なら整備工場に寄ったときにやってみましょう.

先日ふと水温計を見ると限りなく110度に近い.164の水温計は30,70,110と40度おきに数字が書いてあって,冬の朝は「早く温度が上がらないかなぁ」と眺めていたことを思い出します.

その同じ水温計がもうすぐ振り切れようとしています.外気温30度でエアコンを使用して渋滞中のことでした.あとでLUSSOに連絡して「こういうもの?」と訊ねたところ「164でもFLやSUPERは高めの数値を指す傾向にあります.振り切れていなくて,電動ファンが回っていて,警告灯もついていなければ大丈夫です」.

あと2〜3mm針が右に動けば水温計が振り切れてしまうという「3mmの攻防戦」だそうです.(笑)

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週末,久しぶりに家族を乗せて出かけました.すると長男がリアシートから速度計を覗き込んで,いま何km/hかを実況中継してくれるのです.30km/h制限の裏道なのでどうせスピードを出すことはできなかったのですが,大通りに出てから困りました.ところが制限速度の標識が見当たりません.長男が「あ,20キロだよ」「え!?」「ほら,あれ」「あれは国道20号線という意味ね」.

家族を乗せると気分が悪くなったりしないように運転に神経をつかいます.ひとりでは気にしないことですが,加減速,ステアリング操作ともにスムーズに行うこと.これに尽きます.Uターンの苦手な164ですが,ステアリングをちょっと切っただけでカクンと姿勢が変わります.それを抑えるだけで同乗者は快適になります.

日曜の昼間は都内の道路も空いていて,あっという間に目的地に着きました.

帰りは食事して帰ろうと,毎日通勤で前を通っては気になっていたお寿司屋さんに寄って「予約してないんですけどいいですか?」.自分が子供の頃のことを思えば外食なんて贅沢.しかも小学生が寿司屋のカウンターに座って好きなものを注文するんですよ.信じられません.

でも子供たちの好物ですからできればおいしいのを食べさせてやりたい.「おなじお寿司でもおいしいのとそうでないのがあるのはどうして?」と長男.「ひとつは材料が新鮮だったり上等だったりするのと,もうひとつは料理の仕方が手間をかけていたり上手だったりするからだろうね.それによって値段も変わってくるよ.高いからおいしいとは限らないけれど」.

長男が「まぐろください」と言ったら「赤身,中トロ,大トロ,どれにしましょうか」.わたしが「脂がのってるのがトロで,赤身より上等だとされてるんだよ」.まずは中トロを頼んだのですが「ちょっと筋がある.でもおいしい」.つぎに大トロに挑戦.さすがにまずいとは言いませんでしたが本人は期待はずれだった様子.最後に赤身が出てきたときに「これ,ぼくが好きなやつ」.お気に召したようで,あとで刺身も頼んでいました.(笑)

やはり自分の舌で確かめてみておいしいと思ったものがいちばんなのです.

人が「大トロがいちばんに決まってるじゃないか」と言っても関係ない.大事なのは値段や先入観で決めつけずに実際に食べてみること.お寿司もクルマもおなじです.

追伸: お寿司おいしかったです.ごちそうさまでした.

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