ALFA ROMEO 164 Super 24V REPORT No.33

今日の帰り道,雨が降ってきたからワイパーを動かしたら,以前のグゴゴゴっが嘘のように静かでスムーズなのです.気になるところがないというのはシアワセなこと.病気が治って健康のありがたみを実感する瞬間でした.(笑)

■ 冷めた熱さ

164のドアを開けるとムッと熱気が溢れ,右手にキーを握りしめ,息を止めて乗り込むと軽いめまいがします.急いでエンジンをかけてエアコンのスイッチを入れると一旦退避.

いつまでもアイドリングしているわけにもいかないから2分くらいで出発.シートが熱いから両肩は背もたれから浮いてます.それでもエアコン全開で5分ほど経つと暑さも和らいできて10分もすれば涼しくなります.

ひとりで乗っている分にはエアコンの効き具合は十分です.後部座席が涼しくなるにはすこし時間がかかるようですが,それは仕方ないでしょう.以前レポートした164Lは吹き出し口のフラップが足元で固定されていた(フラップモーター故障)こともあって冷房があまり効きませんでした.名古屋の7月だからとにかく暑かった.黒い革シートが憎かった.とても昼間に人を乗せて走ろうとは思いませんでした.サウナ同然ですから.

それを思えば164 SUPER 24Vはシートがベージュだから暑苦しくないしエアコンも効きます.コンプレッサーが作動しても155TS 8Vのようにパワーを食われる感じはないし,ちゃんとした実用車です.ただし水温計は110度の2mm手前.(苦笑)

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今日,白いイタリア車を2台見ました.

1台がアルファロメオ156,もう1台がタンの内装のマセラティ・クアトロポルテ.どちらも女性がひとりで運転していました.

なんだかいい感じでした.白というのは清楚でおしゃれな印象を受けます.

ご自分のクルマではない可能性もありますが,そのときは好感を持ちました.女性に好感を持つというのは男性としてごく自然なことですが(笑)この場合「女性だから」というよりも「クルマに余計なこだわりを持っていないように見える」のが原因ではないでしょうか.

クルマともベタベタした付き合いはわたしは苦手です.夢中になって周囲が見えなくなることもあるけれど,時々自分を突き放してみます.クルマなんかに夢中になって恥ずかしくないのかってね.どんなクルマが相手でもブランドにこだわらずにさりげなく付き合いたい.お洒落とおなじで「これ見よがし」は避けたい.

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お洒落といえば,ずっと無頓着だった服装に最近すこし凝ってます.

といってもたいしたことではなくて,スーツが暗黙のルールの会社であえてカジュアル志向してみるだけのこと.どうも「いかにもビジネスマン」という格好は苦手なのです.たまには新鮮でいいですけど.

たとえばカーキのツータックパンツに無地のブロードシャツ.ネクタイは締めますが,シャツはあくまでゆったりして着心地がいいこと.手頃な値段で自分の好みに合うアイテムを探すためにエディ・バウアー,GAP,UNIQLO,無印良品などを回ってます.ブランドよりも「自分だけの定番」を探してあちこち歩くのが楽しい.

どんなことでも未知の世界を探検するのが好き.知らないことが知っていることに変わっていくのがうれしい.クルマに余計なお金はかけずに,すこしずつ自分の世界を広げていきたい.

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