このレポートは25回で締めくくって,後日談として番外編をご紹介してきたのですが,気がついたら次でNo.50です.ちっとも「番外」になってませんね.(苦笑)次回でこのレポートも最終回にしようと思います.
- ■ ステアリングの異音
- No.47の冒頭に書いた,ステアリングを目いっぱい切ったときに出る異音の原因をLUSSOで調べてもらいました.
結果,仕方ないというか心配するような問題ではないそうです.理屈を説明してもらったのですがよくわかりませんでした.要は左にいっぱいまで切った状態で前進するときに,左輪と右輪の進行方向が若干ズレてしまうために右輪がクックックっとスリップするというのです.
濡れた路面で症状が出やすいと思ったらやっぱり滑っていたんですね.なにが起きているかについては納得しました.原因のひとつには前の車高が下がってきていることがあるとか.以前から起きていた現象が最近になって気になってきたというのも経年変化が原因になっているということで納得.タイヤの位置は変わらないのにボディが下がるからキャンバー角だかキャスター角だかが変わってしまってどうとかこうとか...???
「それじゃフロントのバネを新品に変えて車高が戻れば現象が出にくくなるわけですね」.おいおい,わたしは前後とも車高をもうすこし下げたいのをなんとか思いとどまっているのに,なんでお金を出して車高を上げなければならないんだ?
余談ですがSUPER 24Vは右側にミッションがあるのでハンドルは右より左のほうがよく切れる(逆に右にはあまり切れない)そうです.だから,この現象も右より左に曲がるときに出やすいのです.これも納得.
あまり気持ちのいいものではありませんが,とくに実害はないということなのでまずはひと安心.いかに少ない舵角で曲がるかという腕を磨くしかありませんね.(笑)
この現象も名古屋に住んでいれば(東京より道路が広いですから)気づかなかったかもしれません.自宅の駐車場を出て最初の曲がり角でいつも起こるのです.右折すればいいのですが,そっちは角に電柱があるのでゼッタイに切り返しが必要になります.困ったもんです.
★ ★ ★ 上記点検をお願いしている間に,ALFA 156 V6の6MTをお借りしました.2.5V6 24Vも気持ちのいいエンジンです.おまけに速い.やっぱりアルファロメオはいい.
164に乗り換えたときに一瞬すごく違和感がありました.(156に比べて)シートのホールド感は皆無だし,ステアリングは低いし,アクセル踏んでも低速ではグッと来ないし,静かだし,ちょっと古さを感じます.でもその後,東名高速で帰宅する際,厚木付近でひどい渋滞に巻き込まれて「やっぱりオートマでよかった」.(笑)
マニュアルにはマニュアルの,オートマにはオートマの楽しみ方があります.マニュアル車は信号待ちでも発進のための準備が必要なのでオートマ車よりうっとおしいのですが,一方,自分でギアを決めてアクセルをブォンブォン踏めるのがうれしい.
クルマを乗り換えると同時に頭も切り替えて,そのクルマの守備範囲と個性に合わせた乗り方をすればきっと楽しめます.悪いところではなく良いところを探せばいいのです.そのためには乗り手にも柔らかな頭と心がたいせつでしょうね.(自戒の意味を込めて)