前回の番外編から3ヶ月後の近況報告レポートです.滅多に更新されないホームページとなっていて申し訳ないという気持ちと,hisataも生きているということを示すために書いてみようと思います.(笑)

■ エコラン164

1998年末に名古屋から東京にALFA155で戻ってきて,翌1999年末にいまの164に乗り換えたから,来月で2年になります.走行距離は約53,000km.東名高速を往復することが減ったので距離の伸びも鈍くなりました.もっぱら都内の通勤に使っています.

LUSSOのある名古屋から離れた東京で164に乗っていて「故障すると困るな」という心配はありましたが,困ったのは8月にパワステオイルのホースが破れたことだけでした.それは東京で修理してもらったわけですが,パワステラックから若干オイル漏れがあると指摘され,その後LUSSOで点検してもらいました.

結果「オイル漏れは以前からあって,それほどひどくはなってはいない」とのこと.ステアリングを切ると異音がすることがあって気にはなるのですが,だからといって「パワステラック交換となると部品代で20万円かかるから,いまはまだもったいないでしょう」ということで現在に至ります.

ステアリング周りを除いて,エンジンもATも好調です.2年近く乗って,オイル交換などの消耗品以外でお金がかかったのは,前回のラジエター交換とホース交換くらい.ダッシュボードの液晶時計はほとんど見えなくなってしまって,オートエアコンの温度設定部分も欠けてきましたが,目盛りの下が17℃,上が27℃だと覚えておけば困らないので気にしていません.ステアリング周りにやや不安はあるものの,これまでのところ164は「良い子」です.

わざと「お金をかけた」のはオーディオに10万円と携帯用カーナビに7万円.フロントスピーカー交換とサブウーハの追加は正解でした.いまでも毎日楽しんでいます.一方,カーナビは家族ドライブのときしか付けません.テレビを見る気はないし,配線がごちゃごちゃするのはキライなんです.

いかに余計なお金をかけないか.これは岩山さんに教わったことです.ふつうのクルマ屋さんは逆ですよね.

クルマに欲をいえばキリがないけれど,いまの都内での生活には164で満足しています.クルマを換えればLUSSOのホームページで新しいレポートがスタートするのですが,そのためにクルマを買うのは本末転倒.それに特に乗りたいクルマがあるわけでもない.

一度「食わず嫌い」のベンツ(W124)に乗り換えようとしたのですが,折り合いがつかなくて見送りました.縁とかタイミングとかが合えば乗り換えればいいし,そうでなければわたしは意外に長く乗るタイプのようです.岩山さんには長く乗れるクルマに乗せてもらっているということになりますね.

次回は55,000kmでオイル交換の予定ですが,そろそろタイヤを換えたほうがいいかも.溝はあっても古くなってきています.また,2年経つのでバッテリーを「転ばぬ先の杖」ということで交換しておこうかと考えています.

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前回LUSSOで164を預かってもらったときに代車としてトヨタのカルディナ(ワゴン)を借りました.家族もいっしょで荷物も多かったのでワゴンは便利でした.エンジンは出足がよくて街中を走るにはちょうどいい.おまけに頭上に眼鏡(サングラス)入れがあることにも驚き,日本のワゴンの実用性を再認識しました.

ところが運転していても手応えがないというか,クルマを運転しているという実感がありません.まるで裸で道路を移動しているような錯覚に陥ります.クルマが空気のように無色透明なのです.ここまで存在感のないクルマは初めてでした.道具としてのクルマはこれでいいのでしょうね.

妻いわく「目立たなくて紛れることができるという安心感はあるけれど,あなたが運転しているというのはなんだか違和感があるわね」.それはわたしも同感ですが,トラブルを心配しながら乗らなくていいのは大きなメリット.「いっそレガシーに乗ってみようか,いやスバルならランカスターがいいかな」なんて真剣に考えたりしました.

でも,岩山さんに話すと「ファミリーカーとしては最高でしょうけれど,hisataさんは楽しめないと思いますよ」.そうでしょうね,たぶん.たとえば,自分が楽しめるクルマを「ファミリーカーとして使う」のと,最初から「ファミリーカーを買う」のは方向性がまったく違います.わたしのポリシーは前者です.

カルディナを借りている間,小学4年の長男はずっと「ボクはアルファのほうがいいいな」とつぶやいていました.164を預けたままカルディナで東京へ戻ることになるかどうかという瀬戸際だったのですが,パワステラックの修理は見送ることにしたので164で帰ることができて長男もホッとしたようでした.やはり子供って親の影響を受けるんですね.将来が楽しみです.(笑)

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