というか，通り道なんですね．オイル交換を頼みたいのと，１６４を買ってちょうど２年になるのでバッテリーも交換しておこうと思います．まだ使えるのでもったいないのですが，Ｅワヤマさんと相談して「これまでずっと転ばぬ先の杖をついてきたのに，ここでそれをやめてトラブルが起きたらイヤですから換えますか」．名古屋にいるならよいのですが，東京ではすぐにレスキューしてもらうことができないので早めに交換しておいたほうが安心です．

それだけの作業なので待っているうちに終わるはずなのですが，なぜか１５６のセレスピードが用意されていました．それはＥワヤマさんが用意してくれたレポート車でした．

いつものようにレポートには感じたままを書きました．セレスピードが見事に期待を裏切ってくれたので「これを公開するのはまずいんじゃないか」と思ったのですが，Ｅワヤマさんいわく「こき下ろしていようが、褒め称えていようがhisataさんがどう思ったかをアップできなくなったらルッソのＨＰではなくなるのでは？」ということでそのまま公開しました．１５６を販売しているお店ではこんな試乗記は書かないし掲載しないでしょう．わたしのほうがかえって恐縮してしまいます．

カタログや雑誌記事は，きれいな写真に，体裁のいいことばかり並べてあるので，そのクルマがほしい人の気分を盛り上げてくれます．そういう意味ではたいへん役に立ちます．わたしもほしいクルマのカタログを眺めるのは大好きです．夢が広がりますよね．

でも，そのクルマのほんとうのところを知りたい人には物足りないかもしれません．オーナーにはそのクルマの癖や弱点も重要な情報です．そういったときにルッソのレポートが参考にしていただけるかもしれません．そのクルマに合わせて，上手に魅力を引き出してやればもっと楽しめるはず．そんなカーライフの一助になれば幸いです．

１６４に乗り換えて東名高速で東京へ向かいます．夜の東名は大型トラックが多いので怖いです．途中，いつものように富士川ＳＡで食事して「さて，行くか」とキーを捻ると「あれ？」．セルが回りません．（お〜い）

「バッテリー交換したばかりなのに…．でも，メーターパネルの照明はつくし，キーを捻ることもできる．セルモーターが急に死んだ？　いや，それよりもリレーか，ヒューズか」．どこからチェックすればいいかわからないのでＥワヤマさんに電話．

事情を説明したら「まずシフトレバーをＰレンジにしっかり入れなおしてみてください．そこのスイッチの具合が悪くなることがあるんです」．試してみたらめでたくセルが回ってエンジンがかかりました．（ホッとするふたり）

「たくさん売ってるクルマはいいです」．これ，Ｅワヤマさんの本音でしょう．１６４ではひと通りのトラブルを見てきているから対応策もすぐにわかる．それにしてもルッソでバッテリー交換して，軽点検もしてもらった帰りに立ち往生したらシャレになりません．

でも，それならそれでホームページの格好のネタになったでしょうね．事実は小説より奇なり．（笑）