![]() | 前回、タイミングベルト交換してから4年経つため、ギブリ(AT)のタイミングベルト、テンショナー交換の依頼を受けました。 |
![]() | リフトで上げて下回りをチェックします。 |
![]() | エンジン右側の黒いフレームに薄桃色の染みがあちこち付着しています。冷却水が漏れた跡です。 |
![]() | タイミングベルトを交換するためにエンジンのフロント側を外しました。エンジンの中央に載っている赤い部分がサージタンクです。 |
![]() | サージタンクの手前にスロットルハウジング(丸い穴が縦に2つ並んでいるところ)があり、その下にサーモスタットハウジング(丸い筒が横に2つ並んでいるところ)が見えますが、サーモスタットハウジングとエンジンブロックとの継ぎ目から水漏れしているようです。 |
![]() | サーモスタットハウジングの水漏れ修理のためにサージタンクを外しました。 |
![]() | サージタンクをひっくり返したところ。6本の足の裏にOリングがはまっているのも交換しておきます。 |
![]() | サーモスタットハウジングを開けて、サーモスタットを交換し、きちんとシールし直しました。隙間にうすく黒く見えるのがシール剤。同時にVバンク内のホースバンドも替えておきます。 |
![]() | サーモスタットの働きを実験してみせてもらいました。 沸騰しているお湯に浸すとバネが縮んで、下側のお皿と黒いゴムパッキンの隙間が開きます(貝みたい)。73℃で開きはじめるそうです。 |
![]() | それを今度は冷水に浸けると隙間が閉じました。 エンジンが冷えた状態では、このサーモスタットがエンジンの入口に位置するサーモスタットハウジング内にあってラジエターからの水をせき止めています。そしてエンジン内部の水の温度が上がってくると徐々に開いてラジエターから冷えた水を通して水温を調整しているわけです。 左の写真で、下のお皿から水がぽたぽた落ちているのですが、そこが圧力抜きの穴です。まだ動作しますが、ゴムが劣化してきているので交換しました。 |
![]() | 交換した古いパーツ。顔の輪郭がタイミングベルト、頬と髪の輪郭がドライブベルト(1本は切断してあります)、髪の中にあるのがOリング、目がテンショナー、口がサーモスタットです。 |
![]() | 新しいタイミングベルトをかけているところ。 |
![]() | ATミッションマウントの新(左2個)と旧(右2個)。古いものは上下の軸の中心がずれている上に、ゴムが切れてきていました。 |
![]() | そのマウントを交換中。 |
![]() | 電動ファンのカプラーが焼け焦げていたので交換しておきました。左の白いカプラーは熱で溶けています。こういう細かいところもチェックして必要な対策を講じています。 |
![]() | 完成したギブリ。これでしばらく大丈夫です。つぎはラジエターを交換したほうがよいことをお伝えしておきました。 |