鈴鹿のスプーンカーブの奥でエンジンが1気筒死んでしまい、その日は5周しただけで帰ってきたそうです。一体なにが原因だったのでしょう? (ちなみにボディは無事です) | |
インテークから覗くと、バルブが曲がってしまっています。 | |
カムカバーを開けました。カムの形状が市販車とはまったく異なります。 | |
タイミングベルトが現れました。 | |
ヘッドを外すと、バルブがピストンに当たった跡がついていて、1本はバルブの先端が取れていました。(ベーゴマみたい) | |
ヘッド側もごらんのとおり。 | |
外したピストン。 | |
オイルパンも外してクランクシャフトが出てきました。 | |
すべて分解しました。原因は小さな石(砂つぶ)を吸ったのだろうということです。レースカーはエアフィルタがないため、こういうことが起こりうるとか。 結果、このエンジンは「全損」となりました。さぁ、新しいエンジンを買ってくることができるのか、部品を取り寄せて組みなおすのか。レースの日程は迫っています。 | |
鍛造ピストンなどを取り寄せ、ブロックとヘッドを加工して組み直すことになりました。 写真は、ヘッドのポート加工中です。 | |
完成したヘッド。ピカピカの新品状態です。 | |
バルブとスプリング。 | |
バルブを1本ずつ取り付けていきます。 | |
分解と逆の順序で組んでいきます。これはクランクシャフト。 | |
鍛造ピストンが4個。 | |
ピストンを組み付けました。 | |
ピストンの上死点を測っています。 | |
バルブタイミングの調整中。データは秘密だそうです。 | |
完成しました。このエンジンを載せて 3/20(日)のTIサーキットに臨みます。がんばってくださいねー! |