ランチア・テーマ・ワゴンのタペット音(バルブクリアランス音)が大きいということで入庫しました。エンジンはアルファロメオ譲りの3リッターV6です。 | |
気がついたらカムカバーとインテークパイプが外れていました。 | |
インテークパイプの内部は真っ黒。あとできれいに洗浄します。 | |
作業中のエンジンルーム。 カムシャフトが見えています。 | |
DOHCを見慣れた目にはSOHCが新鮮に映ります。(笑) これはV6の手前バンク。インテーク側にカムシャフトがあってイン テーク側のバルブはカムが直接開閉してます。下側がエキゾーストで、カムがタペットカラーという円柱を押すと棒のようなシャフトを介してアームを動かしバルブを開閉してます。 |
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尖った卵型のカム回転しながら押しているのがタペットカラー。このタペットカラーの動きが悪くなり叩いてしまっています。今回はオーナー様がすぐに異常に気づいたために大事に至りませんでしたが、ひどいと最悪シリンダーヘッド交換となることもあります。 |
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両方とも古いタペットカラーですが、右側の表面を良く見るとカムと喧嘩してジャブをたくさん受けた凸凹があります。ノックアウト寸前です。 |