最初はオーバーヒートだと思ったのです.でも,水温計は振り切れていなかったはず.水を吹いた直後に水温計は中央を指していました.これはどういうことでしょうか?
- ■ なぜ?
- 天気予報では最高気温30度.たしかにエアコンはつけていました.でも首都高の真下だから日陰だったし,混んでいたけれど動かないような渋滞ではありませんでした.
新しいレポート車に乗るとメーターの動きには注意します.M3の水温軽と油温計は都内でもそれほど高い温度は指さず,渋滞するとどちらもすこし上がるのでメーターは動いているものだと思っていました.その水温計が振り切れていないにも関わらずホースが取れてしまった.ということはラジエターホースの付け根部分の劣化が原因なのでしょうか.いずれにせよラジエター交換になります.
フロントブレーキ,足回り,エアコンはすべて新品に交換してあって,エンジンは問題が感じられず,レポート中,トラブルが起こることはないだろうとタカをくくっていたのです.唯一,渋滞するとエアコンの効きが悪くなるのでEワヤマさんも「M3はかなりイイ状態まで仕上げてありますが暑さには不安が残ります」と言っていたのです.この暑さに対する不安が冷却系統に出るとは思いませんでした.
ラジエターから冷却水が漏れるとか,なにか前兆があれば用心しますが,なにもないのにラジエターを交換するのは無駄でしょう.10年物と付き合うとこういうことも覚悟しておくべきなのかもしれません.どんなに外見がきれいでも中身はまったく別問題だということです.中古車を買うときは注意が必要なわけですが素人にはわかりません.
その日はM3を置いて国産セダンで帰宅しました.出足はいいし,エアコンは寒いくらい効くし,水は吹かないし(苦笑)文句のつけようがありません.ふわふわ,ゆらゆらした乗り心地とシートは苦手ですが,道具としてクルマを選ぶなら国産車がいいと思います.
事故を起こしたわけではないのに,それほどたいしたトラブルでもないのに,パイプが1本外れただけなのに,動けなくなったM3が痛々しいです.