リバースに入らない !? GHIBLIのオーナーから電話が入り「Rギアの入りが渋いときがある」との報告で、即入庫となりました。もしやT/Mのトラブルではと思い、おおごとではないようにと祈りながら車を動かしてみたところ1速や2速のシンクロを使えばRも入るようです。
とりあえずミッションオイルを交換してみることにしました。ゲトラーク用ミッションオイルを入れ直し、具合を見るが変わらない。結局T/Mを下ろすことになりました。
ミッションをバラバラにして原因はわかりました。Rギアのリンクとプレートがだめなだけです。ガレイタにその部分をパーツを請求したところ、返ってきた答えはミッションアッセンブリー! ちなみに111万円。呆れてしまい頭を抱えました。あわててモデナの友人に連絡し手配をしてみるがすぐには無理。結局ストックで持っていた SHAMAL の6Fミッションを積むことにしました。オーナーも乗り気で作業にとりかかったわけです。
ペラシャフトの加工、取り付けマウントの加工等かなりの大手術となりましたが何とか終わりました。
1Fはエキストラローって言う感じで発進のみです。すぐに4500回転まで吹け上がり2Fへ。今までのつもりで踏むとホイールスピンをしたままお尻を振りながら走ります。3F、4Fもクロスしていて SHAMAL みたいにシフトチェンジが忙しいです。テストを兼ねた高速道路で初めて6Fを使い終了です。オーナーいわく2、3、4Fがせわしくなったけど3Fキープで走れるので楽だとの事。クラッチ交換も済ませたことでクラッチの踏み込みも楽になりました。
しかし、今回の一件で MASERATI のアフターサービスの悪さを知りました。ミッショントラブルで130万円もかかっては楽しく乗れません。部品が出れば15万円なのに、と思うと心苦しいです。
他にも、新車で GHIBLI (5MT) を買った友人も1年で2回ミッションを載せ換えています。GHIBLIのマニュアル車を選ぶときは6Fのモデルからにしたほうがいいという結論を出せたことが唯一の成果でした。