1996 MASERATI QUATTROPORTE QUATTROPORTE とはイタリア語で4ドアという意味。こんなにシンプルな車名は「他にはセブンくらいだよなぁ」と思わずにんまりしてしまいます。
納車前のポルテに乗ってみて感じたのは扱う上での相違点はなく、ギブリに共通することが多いのでそれに習えば大きな心配をすることなく楽しめるモデルだと思います。
ポルテだから特別気を付けることは現段階ではないのですが、今回あえて追加するならば室内にある押し込み式のスイッチ類について、これは非常にデリケートなので押すときはソフトに。強く押すと戻ってきません。くり返しになりますが、MASERATIは《ソフト&スゥイート》が基本です。
QUATTROPORTE と 222 SR の2ショットギブリとポルテ、この2台の扱いに大きな違いはありません。MASERATIにスポーツ性を求めるのならば CUP CAR があります。結局2ドアか4ドアか、この選択がすべてでしょう。大人2人プラスαでいいのか、大人4人のシートを確保する必要があるのかでしょう。
MASERATIに求めるのはその雰囲気を味わうことにつきます。それはすなわちドライバーズシートに座った人が最高の気持ちになれれば良いということです。
いざ自分で買うとなればすでにスタイルとかパフォーマンスはOKなわけですから、最大のポイントはカラーコンビネーションです。内外装の組み合わせが、白vs白、紺vsタン、シルバーvs黒と言う具合に組み合わせでまったく違う雰囲気を楽しめることがMASERATIの持つ魅力でしょう。
エレガンス、エキゾチック、2面性を持つ本物のイタリアンカーなんです。そんな車たちがモデナでお呼びがかかるのを待っています。わたしもまた近い将来呼んでみたいと考えています。(Eワヤマ) 1996/12/15