中間報告


イタリア車に関してまったくの素人hattがマセラティを購入して丸2ヶ月が経過しました。購入以来大きなトラブルは全くありません。私の222Eは、毎日の足として活躍しています。

10年落ちの車ということもあって、気になる点や修理が必要な部分もありますが、これは中古車ですから「妥協」ではなく「納得」しなければならない部分もあります。たとえば、内装や外装。これは気になるようなら予算に合わせて手を入れれれば良いし、とりあえず私の車では満足できる範囲なのでこれはそのまま。他に気になる点、不安な点をいくつか紹介します。

  1. アイドリング時にドアがかなりビビリ音がする。
  2. 以前のレポートでも書いたとおり、アイドリングがばらつき、時々ストールしたり、インパネの警告灯がイグニッションONにしたときのように全部つき、ストールしたかと思うと息を吹き返す。
  3. これも以前のレポートで書きましたが、スターターの回りが芳しくない。
  4. これからの季節、オーバーヒートは大丈夫か?
  5. エアコンの効きは大丈夫か?
  6. アクセルOFFにしたとき、デフのあたりからゴンッという音がするが大丈夫か? これらの気になる点・不安な点の解決策を、今考えられる範囲で紹介します。また、結果は今後のレポートで書いていきます。

1. これは、年数・距離から考えて、エンジンマウントが劣化しているためエンジンの振動がボディおよびドアなどに伝わってきていると考えられるので、エンジンマウントを交換する。

2. これは、マセラティはヒューズボックスのハンダ付けが悪い事が多いので、まずヒューズボックスの仕立て直しをやってみる。そして、アーシングシステムを見なおして変化があるか試みる。

3. これは、バッテリー交換をすると解消しました。マセラティオーナーの方に聞いたところによると、マセラティに関してはバッテリー交換はマメにしたほうが良いとのこと。そして、バッテリー交換の効果がはっきりと現れるとのことでした。実際私の車もまさにその通りで、スターターの回りはよくなるし、夜間走行時、インパネまわりの照明の明るさも安定しました。

4. マセラティはオーバーヒートしないのかという質問をよく受けますが、オーバーヒートの原因として考えられる理由は2つあります。それは、冷却水の漏れと電動ファンの不動です。冷却水の漏れは、次回リフトアップ時にチェックして、電動ファンはリレーのチェックを行います。これで異常がなければ、とりあえず正常。ただし、電動ファンのリレーはそんなに高価なものではないので、定期的に交換したほうが良いかもしれません。

5. エアコンに関しては、先日lussoにちょうどエアコン不良で入庫していた車がありました。おそらく、ディーラーでの修理であれば、アッセンブリー交換でかなりの支払いを余儀なくされると思いますが、lussoではまず高圧ホースと低圧ホースが劣化していたため交換、そしてさらに調べるとコンデンサーに不具合を発見して、そのオーバーホールを行いました。アッセンブリー交換よりはるかに安いことは想像できると思います。またマセラティの純正部品に関して言えば、新品が故障しているケースもかなりあるそうで、とにかく新品の部品に交換すれば良いというものではないそうです。

6. これはデフとドライブシャフトをつなぐスプライン内からの異音と考えられます。lussoのお客様に乗せていただいた222SRからもこの音が発生しており、オーバーホールすると言ってました。私の222Eもしたほうがよさそうです。

以上、これらの作業を順番に進めていき、その工程・結果などに関してはまたレポートします。