トラブル発生


前回までのレポートで、当初予定していた修理はほぼ完了し、いよいよマセラティを足として使う上で必要十分条件を満たすはずだった我が222Eにトラブルが発生しました。

ある朝、いつものように出社しようと車に乗り込み、そしていつもと同じようにエンジンをかけました。すると、エンジンはいつも通り何の問題もなくかかったのですが、チャージランプが点灯したままだったのでした。

これはオルタネーターの故障かと思ったのですが、じつは私の222Eは前オーナーにより国産のオルタネーターに変更されていた(たぶん純正が壊れたため交換したと思われる)ため、ある意味で安心していた箇所で、そのためとりあえずメーターか何かの故障またはなにかの拍子でついてしまったのではないかと考え、2度3度エンジンをかけ直してみました。しかし、何度やっても結果はおなじでチャージランプが消えることはありませんでした。

ということは、オルタネーターによって充電されることがない状態でエンジンを何度もかけ直した222Eは、バッテリーに蓄電されている電気の無駄使いをしてしまったのです。この日、天候は雨でしたが、ワイパーを動かすことを止め、エアコンをかけるのもやめ(次回のレポートで詳しくは書きますが、エアコンの調子も悪いです)、会社までとにかく節電運転をしていきました。

会社で、事情を説明すると、雨で濡れたオルタネーターベルトが滑っている可能性があるとのこと。たしかに、ベルトが滑れば、オルタネーターの調子は悪くなくてもチャージランプがついても不思議ではないなんて考えながら、もしそうであれば、修理代もそんなにかからないだろうとちょっと安心しましたが、それは甘い考えでした。調べた結果、オルタネーター本体の故障により、発電されていなかったのです。

ここでこのレポートを読んでいる方で、輸入車はよく壊れ、国産車は壊れないと考えている人がいるのであれば、声を大にしていいたい。輸入車でも国産車でも機械であれば壊れるのは一緒です。というか、壊れるときはどっちでも壊れます。現に、私の222Eは機械として壊れた最初の箇所はこのオルタネーターで、これは立派な国産メーカーのものだったのです。ということで、オルタネーターのオーバーホールをすることになり、オーバーホール後のオルタネーターを取り付けた222Eのチャージランプは消えました。

次回は、先ほど少し触れましたエアコンについて報告します。