エアコン修理
いよいよ暑くなり、夏がやってきたという感じになってきましたが、この季節皆さんいかがお過ごしですか? 私は、222Eとの楽しい生活を満喫していました。しかし、前回のレポートで述べたように、突然のオルタネーターの修理を行い、そして、これからの季節にむけてエアコンの修理も同時に行うことになり、しばらく入院生活が続くことになりました。ということで、今回はエアコン修理についてレポートします。
私は、222Eを朝と夜しかほとんど乗っていなかったため、エアコンはあまり使っていませんでした。ある日、昼間に222Eを乗ってみると、どれだけエアコンの温度設定を下げても冷たい乾燥した空気が出る気配はまったくなく、生ぬるい湿った空気が出るだけでした。私は、ガスがないのかと思い、エアコンのガス(R12)を入れてもらいました。入れたときは冷たいような空気がでたのですが、2日もすれば元に戻ってしまいました。明らかにどこかからしかも大量にガスが漏れているようです。そこで、ガス漏れしている場所を調べてみると、リキッドタンクのプレッシャーセンサーから漏れていることが判明。このプレッシャーセンサーだけを交換すれば良いのですが、部品がリキッドタンクとアッセンブリーでしかでないため、リキッドタンクごと交換しました。(写真1)
この交換を済ますと、ガス漏れは確かになくなりましたが、あまり効きがよくありません。もう一度よく調べると、コンプレッサーが圧をあげきれておらず、そのため効きが悪いのではないかとのこと。私は、コンプレッサーのオーバーホールをしなければならないのかと考えましたが、メカニック曰く「高圧側と低圧側が全くいっしょならコンプレッサーのオーバーホールが必要だが、今回の場合、高圧側と低圧側では若干高圧側のほうが圧が高いので、ひょっとするとコンプレッサーではなく、高圧側のエキスパンションバルブが開いたままになっているかもしれないので、とりあえず、エキスパンションバルブの交換をしてみてそれでも圧が上がらなければ、コンプレッサーのオーバーホールをするしかない」との事。微かな希望を胸に、エキスパンションバルブの交換を実施しました。すると、なんとエアコンは効くようになりました。
ところが問題がまた発生。エアコンをかけて走っていると、エンジンの回転数の上昇とともにコンプレッサーが唸りを上げるのです。(ブゥーンというかウィーンというかとにかく唸り音です)メカニックはこの症状について、やはりコンプレッサーのオーバーホールは必要で、このまま使用すれば近い将来コンプレッサーがだめになるとの事でした。結局、コンプレッサーのオーバーホールをしてエアコンは無事効くようになりました。
今回のエアコンのような悪い箇所を捜し求めてゆくような作業の場合、悪い箇所が発見できれば不必要な作業(交換の必要がないのに交換するようなことも含んで)がなくなり、費用もかなり安く済みます。(事実、低圧側ホースや高圧側ホースの交換だけで治るケースも多い)また何より、自分の車のどこにどのような不具合があったかを知ることが出来るため、今後の故障の早期発見につながると思います。何事も勉強して経験することが一番だと思いますから。
次回は、マウント類を交換した際に、異音を発したセンターベアリングの交換とその他の作業についてレポートします。