2002 BMW 320 ci |
直列6気筒 2.2リッターにATを組み合わせた3シリーズのカブリオレです。
ボディカラーは深い紫で、内装が明るいベージュ。好対照できれいです。わたし好みです。おまけに屋根が開くのですから最高です。最近の3シリーズは意外と車幅があって室内もゆったりしています。
屋根の開閉はボタンひとつ。用事でちょっと家族を乗せるときに(日が暮れていたのですが)オープンにして走ったらやっぱり寒かったです。でも「透明な屋根だ〜」と、みんな喜んでました。馬鹿な一家です。(笑)
前席はヒーターで暖かいけれど、後席はどうなのでしょう。あとでシートヒーターがついていると聞きました。前席はゆったりしていますが、後席は足元が狭い。小学生の低学年まででしょうね。後席への乗り降りに、運転席の背もたれを倒すとヘッドレストがすっと下がったのでビックリ。
エンジンは思ったよりパワフルで、驚くほどスムーズ。Dレンジでちょっと踏んだだけでグッと前に出ます。ステアリングフィールもかっちりしているし、ちょっと洒落たスポーツシューズです。
ただ、ちょっと慣れてくるとDレンジでは物足りなくなってきます。レバーを左に寄せてアップダウンして走ると「うん、このほうがいいな」。1速や2速ではすぐに吹け上がるので、回しすぎないように注意して走らせます。なにより空といっしょに走る感覚が素敵です。
LUSSOに返すときはひとりだったので、オープンにしてFMラジオを聴きながら走りました。結構いい音してます。思わずボリュームを大きくしてしまいました。オープンだと周囲に聞こえるから気が引けるかと思ったら、あまり気になりません。わたし、図々しくなったのでしょうか?(苦笑)
トランクは広いとはいえませんが、ふたりでドライブに出るには十分でしょう。
安心して乗れるオープンカーとしては「ポルシェのボクスターがいいな」と思っていたのですが、この 320 ciも魅力的です。お値段もボクスターよりお手頃だとか。単に移動できればいいのであれば、こんなクルマは必要ありません。でも、クルマに乗っている時間を豊かなものにしたければ、その対価を払う値打ちはあると思います。