右はランチア・テーマ・ワゴン 3.0 V6 の車検整備およびタイミングベルト交換です。すべての作業を終えて点検中。 左はフェラーリ F355 の納車整備として、エンジンを下ろしてタイミングベルト交換中です。エンジンを下ろすと、それだけ手間とコストがかかりますが、ふだんは見えない部分もチェックすることができますから「コンディションを作る」チャンスです。 初めて入庫するクルマは、どこまで手が入っているかわからないので怖いのですが、一度きちんと見て乗って手を入れれば、状態を把握して自信をもって乗っていただくことができます。納得できるコンディションの個体が見つからない場合、良い状態のクルマを作るのもひとつの方法だとルッソは考えます。 | |
テーマ・ワゴンの古いタイミングベルト(左)とドライブベルト。エンジンはアルファロメオの3リッターV6 SOHCです。 とくに痛みがひどいということはありませんが消耗しているのも事実。前回交換時から39,000kmでこの状態ですから、やはり4万kmごとに交換が必要でしょう。 | |
仕上げを終えて納車を待つランチア・デルタとマセラティ3200GT。 3200GTはパワフルなクーペで、ATでも発進時に迂闊に踏み込むとあっけなくホイルスピンを起こします。軽く煽っても「ガォ、ガォ!」。アクセルペダルは「踏む」というより「押さえる」べき。本来、街乗りよりもハイウェイクルーズが得意。高速道路では胸のすく追い越し加速を味わうことができます! 一方のデルタも過給がかかるとかっ飛んでいきます。速いクルマって楽しいけれど、安全運転を心がけましょう。 |