SHOT 068 - 2005/08/05

ALFA ROMEO 156GTA が水漏れのために入庫しました。

原因を調べたところ、ウォーターポンプ軸部から水が漏れていることが判明。ウォーターポンプ交換を行います。

ウォーターポンプを交換するにはタイミングベルト、ドライブベルトを外さなければなりません。まだ走行距離 14,000km とはいえ、2年間張ってあったベルトを再利用すると寿命がぐんと短くなってしまいます。お客様の今後の不安、負担を解消するため、テンショナー等を含めて交換することになりました。
外されたインテークやベルト類です。

ベルトはまだきれいなのになぁ、と思ったりするのですが、それを張り直して何kmまで使えるかわからないのも困るので、お客様とご相談の結果、タイミングベルトをここで一旦リセットすることになりました。

カムカバーやカムプーリー等もさすがにまだきれいです。
ウォーターポンプの新(下)と旧(上)です。

古いウォーターポンプを手で回すとギュギュっと異音がします。軸のガタと漏れも確認しました。

新しいタイミングベルトをSST(専用工具)を使用して張り、調整しました。プラグも交換し、ウォーターポンプをまわしている補機ベルト、補機プーリーも確認して組み上げました。

156GTAや147GTAもよく乗られるユーザのクルマはそろそろ消耗品交換ではない整備を必要としてきているようです。

GTAのリセットも自信があります。お任せください。