SHOT 085 - 2005/10/06

アルファロッソのALFA147 セレスピード。エンジンはツインスパーク16V。回せばスムーズでよく走るハッチバックです。

じつはセレスピードってどうもピンと来なかったのです。シフトダウンは完璧だけどシフトアップがいけません。右手で「+」パドルを引いた直後、アクセルから右足を放して、コクンとギアがつながったらアクセルを入れるのがコツなのですが、それならいっそMTのほうが潔いと思ってしまう。CITYモードは好きになれなくて自分でシフトしてしまいます。

ゆうべ、純正CDデッキでケツメイシを聴きながら、片側3車線の広小路通りを帰る途中、前が空いたら加速して3速へシフトアップ、前が詰まったら2速にシフトダウンしてからブレーキング、必要に応じて車線変更というのを繰り返したら、すごく楽しかったのです。久しぶりにワクワクしました。5,000rpmも回せば十分な加速を得ることができるし、CDの選曲、シフトアップ、シフトダウンもステアリングから手を離さずにできるのはひょっとしたらスゴイことかも。

147を選ぶとき、マニュアルシフトにこだわらなければセレスピードになるでしょう。ミッション機構のちがいよりも乗り方、走らせ方のちがいでクルマの魅力を引き出してあげてください。クルマに命令する「主人」ではなく、 共に走る「パートナー」になりましょう。パートナーは信じなければいけません。それがクルマもオーナーもシアワセになる道です。

BMW735でおなじことしたら周囲を威圧してしまい確実に下品になりますが、真っ赤なハッチバックなら許してもらえそう、などと勝手なことを思ったのでした。