MOTUL CARE SYSTEM (モチュール・ケア・システム)を E32 BMW735i(1988年式、85,000km)で試してみることにしました。 エンジンオイル系の「エンジン・クリーン」と燃料系の「フューエル・システム・クリーン」のセットです。手軽な製品ですから劇的な効果は期待できないかもしれませんが、燃費がすこしでも改善されるとうれしい。 | |
暖機した状態でリフトアップ。 「エンジン・クリーン」使用前後のシリンダー・コンプレッション(圧縮)を測定します。 | |
これがコンプレッションゲージです。 | |
すべてのプラグを抜いて、プラグホールにゲージを当てて、セルモーターを回してクランキングすることで圧縮を測るわけですが、燃料と火花を止めるためにECUのカプラー(黄矢印)を外しておきます。 | |
1番シリンダーから順番に測定していくと5番まですべて 12kg/cm2。6番シリンダーはゲージを当てることができなくてパスしましたが、これだけ圧縮が揃っているのは珍しい。10kg/cm2くらいになっていても不思議はないところ、前オーナーのオイル管理と扱いがよかったのでしょうか。 それは喜ぶべきことなのですが、今回「エンジン・クリーン」の効果で圧縮が上がるはずだったのが困ったことになりました。素材を間違えたかも。 | |
プラグをつけて「エンジン・クリーン」をエンジンオイル注入口から入れて、15分間エンジンをアイドリングさせます。 エンジンを止めてオイルレベルゲージで「エンジン・クリーン」注入前後のオイルの汚れを見てみました。向かって右下が注入後なのですが違いは微妙です。 その後、再度圧縮を測ったところ 11.5kg/cm2に下がっていました。詰まっていた汚れが取れたのかなー。(苦笑) | |
エンジンオイルを抜いているところ。 かなり汚れています。 | |
オイルフィルター(黄矢印)を交換します。 | |
新しいオイル(MOTUL 2100 Power 15W-50)を入れます。 「フューエル・システム・クリーン」の効果はしばらく走らないと現れないでしょうけれど、その後エンジンの回転がすごく滑らかになりました。前回オイル交換したときはこんなに違いを実感することはありませんでした。 そもそもオイル交換すると気持ちよく回るようになりますが「いつもヘアカットしてもらうだけでもさっぱりしていたけれど、シャンプーと顔剃りもしてもらった感じ」。お肌がすべすべになったような回り方なのです。(どんなだ!?) ちょっと古いクルマ(エンジン)にはオイル交換時に入れてみてもよいかもしれません。「エンジン・クリーン」と「フューエル・システム・クリーン」で税込7,350円。今回の経験からすると、それだけの値打ちはあると思います。 735のエンジンフィールが納得できる状態になって、ようやく「これが自分のクルマなんだ」という気がしてきました。気持ちいいエンジンとシート、それにiPod(音楽)があれば満足です。 |