SHOT 186 - 2006/04/10

天気予報どおり雨になってしまいました。

雨の二輪教習だけは避けたかったのですが「雨だから」と予約をキャンセルしていては教習が進みません。今日は第2段階の3〜4時限目。救いは4限目はシミュレータなので雨に濡れないこと。(ラッキーと思っていたら深い落とし穴が待っていました)

3時限目は盛りだくさん。急制動の応用編の「回避」。これは黄色の左右に赤信号がついていて、ある場所まで来ると左右いずれかの赤が点灯するので、点灯しなかったほうへ寄る(回避)という練習。ブレーキを使わないと意外に距離を走ってしまうので「急制動が大事」という理屈。あとはカーブの「等速走行」。カーブ手前でブレーキをかけずにそのままの速度でカーブに入っていく体験です。とにかく雨の日のバイクは怖い。思わず外側のステップに力が入ります。

CB400を体験試乗させてもらったら、やはり軽いんです。750ccと比べると心許ない。だからというわけではありませんがクランクでコケました。コンクリートの縁石に前輪が乗った途端滑りました。あー、びっくりした。雨の日のバイクはコケるかもしれないので注意しましょう。(苦笑)

これが本田技研製バイクシミュレータです。SEGAの「ハングオン」(というアーケードゲーム)みたい。(笑)

燃料タンクを外して、前のステップを出せばスクーターにも変身するそうです。エンジンキーを捻って、右足でブレーキペダルを踏み、左手でクラッチレバーを握ったままスタートボタンを押すとエンジンがかかるのは実車とおなじ。実車とちがうのは(ある程度傾くけれど)決して前進しないこと。画面はあたかも進んでいるように見えるのが思い切り違和感があります。それでも教習目的が「危険を予測した運転」なので実車で危険を冒すのはむずかしいようです。

アナウンスどおりに右左折すればよいのですが、路肩からスタートして「つぎの交差点を右折してください」と言われた途端、ドッカーン! 地球がひっくり返りました。「え、なにが起こったの!?」。左車線にとまっているトラックの影から乗用車が飛び出してきたようです。「チョットそれはないでしょう」。

問題の交差点を右折すると今度はうしろからトラックが追い越してきて幅寄せ。おまけに左の路肩には角材が落ちてるんです。で、ご丁寧にトラックはコンビニらしきところに左折して、その影から別のクルマが飛び出してくる。要するに「二輪教習版お化け屋敷」ですな。敵の手の内が読めたのでその後は転びませんでした。

目が回ります。完全に酔いました。クルマ酔いならぬ、シミュレータ酔いでむちゃくちゃ気分悪い。この原稿を書いている今もまだ胃がムカムカしていて左の写真を見るのもつらいです。

今日は散々な二輪教習でございましたが、第2段階もあと3時間の予定。いまだに時間制限ギリギリの一本橋など、どうなることやら。