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2007.11.1
悲しい隠し事 (e-cars)
いきなりの寒さにストーブを引っ張り出しての月刊e-carsです。
何やら怪しい響きのタイトルですが今回は最近感じた独り言です。
食品の消費期限に関して世間では連日ニュースが飛び交いますが、これは食品に関してだけの問題ではないと感じます。自動車に関しての問題に置き換えてみればメーター改ざん、いわゆる捲き戻し問題にあたります。消費期限がある訳ではないので設定はできていませんが車の状態を知る上での一つの目安としての走行距離を改ざんするのですから悪質です。
この問題と同じくらい困るのが修復歴の隠ぺいです。事故等により車が受けたダメージをなかったものとして扱う事で、商品価値に錯誤を与えるという行為です。別に修復が悪いとは思いません。ただ、いい加減な修復も手間暇かかってお金がかかっている修復も同じ価値ではないという事を理解しています。
今年、全損扱いになってしまったお客様の車が全損扱いのため保険会社が権利を主張し引き上げた案件がありました。その車の持ち主が今後も継続して所有を主張し、いわゆる「起こし」を防ぎたいと考えたのです。が、任意保険の契約の約款には確かに全損時の車両の所有権の移転が記されています。そしてその権利に基づき車両を引き上げていきました。お客様の車は保険会社の受け入れる設定金額で車両保険の加入を引き受けされていました。相手(保険会社)が決めた金額です。そして全損事故により決められた金額を支払われその時で車の所有権を奪われました。
その後、保険会社はその車両を関連会社に売却し利益を得ています。が、そもそもそこで得られる利益に関しても被保険者に支払う必要があるのではないかと疑問を持ちました。そして、その車は全損扱いで抹消登録された車にも関わらず最近無事故車両として中古車市場に現われてきました。起こされたのです。悲しい気持ちです。
なんだかさみしい独り言でした。
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