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2008.8.1
12気筒、集まる (e-cars)
ひょっとしたら月内3回更新かっ?と言われたE−carsです。
今週は週の始まりからずっと12気筒に関わっていました。このエコが叫ばれガソリンは留まることなく価格上昇を続けている今、12気筒を考えていました。
大排気量、マルチシリンダーの魅力を運転しながら、横に乗せて頂きながら、眺めながら、考えていました。
始まりはアウディA8、W12でした。4.2V8をきっちりと乗り込んだオーナーと二人で夜ランです。走り出しのトルクの出方や絶対的なパワーの差はアクセルを踏み込んで加速を始めた瞬間に感じられます。1.8Lの排気量の差をリアルには感じられませんでしたがシリンダーが増えている事でエンジン自体の回り方にきめの細かさを感じました。V8ユニットでも相当スムーズで低振動だと感じていましたがこの12気筒はさらに滑らかに吹け上がってくれるのです。高速道路での追い越し加速やクルージングも非常に好印象。寡黙なアメフト部キャプテンっいていう感じがしました。
そして612スカリエッティ。なんだか妙に吠えるんです。575Mオーナーとの昼ランからスタートでした。市内を流しながら絶対おかしい二人組は妖しい魅力に照れ笑いの連発です。昼からシャンパンを飲む気持ちはきっとこれに近いのではないかと下戸の私は感じていました。高速に乗せて初めてスカリエッティのポテンシャルを垣間見た時に急激に欲しいモードは高まります。575よりも穏やかな性格に手なずけられた最高峰雅クルマはエンジン特性から足周りの味付けまでがフェラーリを感じさせてくれます。流していて感じるのが高級観、走らせて感じるのは高揚観。踏み込めばさらに深みに誘われる妖しい12気筒でした。
自分の知らない遊びを聞けば教えてくれる不良少年です。
この2台に12気筒を案内されて自社の展示車両を眺めれば、DD6が2台、550マラネロ、テスタロッサ、A8W12、612。知らないうちに集まってしまっています。この時代に逆行しているクルマが集まっているのは私のせいではなく皆様の仕業です。
言い訳を考えながら、自分も好きだと再確認した12気筒週間が終わります。
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