トップページ keyboard_arrow_right E-cars
2008.8.14
キモチE (e-cars)
今日を逃してはいつがある?E−carsです。
昨日、京都から深夜当時の最高傑作と言われたアルファV6のSOHC2.5Lを積んだ75MILANOのマニュアルモデルを回送してきました。
今年、仕立てたこの個体は現段階で電動ファンが手動で動かさなければならない以外は快調で、80‘Sカーとしては確実にマイルを刻んでいる元気クルマです。レイアウトからして箱のSZと言える日本未入荷のレアモデルです。SZに載る3.0Lよりも吹け上がりの鋭さに気持ちよさを感じるのはピストンの粒の小ささが大きく影響しているのでしょう。
祇園をゆっくり流して四条まで、周りの新し目のクルマたちとは一線を画したボディは街並みを歩く外国人からの注目が高く、異質な感じが共有なされているのかもしれません。しかし、京都の街を粋に走るMILANOは私が歩行者側にいてもおそらくカッコイイクルマに映っているように感じます。
京都夜ランを終えて高速へ。
気持ち良く流して適度なスピードでコーナリングを楽しんで、また流して。スロットルに対して現代の素早いレスポンスに慣れた感覚が徐々に80‘Sに馴染んだ頃にエンジンの気持ち良さが実感できます。アクセルワークもブレーキングも決定的にドライバーの技術の一つだと感じる瞬間が好きです。単純に速いだけの気持ち良さではない自分の中にある感覚だけの世界。しかし操縦しているというリアルな実感を感じられるのが素敵です。あっという間の新名神でした。
京都→名古屋くらいを走り切るとクルマが体に完全に馴染んでいて挙動からサイズまでを完全に把握して更に楽しさを感じる感覚だけが研ぎ澄まされていく事を感じます。なんでもない302号の加速にすら気持ちイイのです。
クルマの面白さを知らないままクルマ好きな若い世代が減っている感じがしています。少しだけ休憩した御在所SAのパーキングにはミニバンの展示会場と化した観がありました。お盆の帰省の時期に重なったの事もあるのでしょうがかなり驚きました。しかも一人や二人で乗っているパターンの20代のドライバーを多く見かけて、MILANOの横に佇む自分の異質さを感じてしまったりもしました。寂しい時間でした。
ルッソに戻るとMILANOの気持ち良さをひとしきりITO君に話し切りほっとした次第です。
心から喜ばしてくれるクルマたちをこれからも仕立て直して残していく事が我々のミッションだと心に決め(勝手に)エアコンが効くTOYOTA車に乗り込みたい熱帯夜でした。
夜ランは夏の夜も最高です。
SALES
〒468-0002
愛知県名古屋市天白区焼山 2-421
TEL:052-800-0788 / FAX:052-800-0777
10:00~19:00(毎週月曜定休)
色褪せない名車
次代を超えて魅了するクルマたち