今月は何とか月末を過ぎることなくこの場所に座る事ができているE-carsです。

4月12日に30年目のスタートにたどり着きました。
思えば何も考えずに漕ぎ出したLussoという船でしたが、漂流や座礁、様々な状況の中で沈没する事だけはなく今日まで航海を続けてくることができました。

これはLussoを見捨てずに見守っていただけた方々と未熟な船長を見捨てないでここまで一緒に乗船してくれている乗組員の皆様のおかげと感じております。
本当に今でも未熟な部分を誰かに補われて補正しながら進んでいるようなものですが、今年からは少し新たな成長を志しております。

そんな中で、2025年の第10回Automobilecouncilに出展いたしました。
10回記念、ジウジアーロ来日、弊社30年目のスタートを開催期間中に迎えるという事で参加させていただきました。
やはり来訪者としての会場と出展社としての会場では昨年の下見とは全く違う気持ちになりました。
とは言え何かをここで成しえたいという明確な目標を掲げて望んだ訳ではなく、何が起こるか知りたい気持ちが優先されての参加でした。
結果、これまでにお会いできなかった方に出会えたことが一番の収穫でもあり、個人的には非常にうれしい事でした。
私の中でお名前だけしか存じない方に直接お会いして話ができた、この事実だけで十分な成果でした。

30年目のスタートダッシュがこのような形で切れた事はカーグラフィックという媒体を通じてこの場に参加できた事に尽きます。感謝いたします。

そして個人的には37年間保有する愛車が何とか復活して公道を走行する事が可能になった事、そしてその機会には小学生の時に出会った930と走らせる事ができそうな話になり心震えています。
とある場所で見かけてコダックポケットカメラで写した当時の写真は今でも会社のどこかにあり、その写真と現在の写真を並べて保有したいというのが来月の最大のイヴェントになりそうです。

きっと誰もが秘かに胸に持つ想いを失うことなく大切に持ち続ける事は時々忘れていても何かのきっかけで沸々と甦る、そしてまた熱い気持ちが沸き起こる事を知ります。

クルマと昔の音楽がシンクロすると泣きそうな気持に近い胸アツが来ますので、ぜひ愛車で昔の歌を聞くか口ずさんでくださいませ。(笑)

今月も何とか乗り切りました。

来月からはLussoにとって価値のあるクルマを仕上げていく仕事も始まります。ここから来年に向けて区切りの走りを頑張ろうと思います。

若者たちの新しい「クルマが好き」も応援していきたいと思います。

何かを始めていく事はいつも大変ですが、若者と何かを協力し合える機会があれば全力で取り組みたいと思います。

E-wayama