走行31,500kmのMGFは前オーナーが非常に大切に乗ってらしたため、内外装ともにコンディションは良好。納車整備メニューはタイミングベルトとウォーターポンプ交換がメインとなります。 |
|
リアのトランクを開けても隙間からエンジンが見える程度。 写真の右下に見えているのがボンネットオープナー。ボンネットを開けるにはまずトランクから。 | |
幌の下のカバーを開けるとエンジンのカムカバー全体が現れました。
左側にタイミングベルトも見えています。 | |
カムカバーを開くとカムシャフトが3本出てきます。下側は1本ですが、上側は左右の2本に分かれています。左の2本はタイミングベルトで回しますが、右上のカムは右側のVVCベルトで回す仕組みになっています。 | |
カムカバーからのオイル漏れでクランクシャフトプーリー周辺もずいぶん汚れていました。 もちろん、このあと掃除しました。 | |
古いウォーターポンプを外したところ。黄矢印のところについていました。 ウォーターポンプはタイミングベルトで回しているので、タイミングベルトを交換するときにはウォーターポンプも交換すべきでしょう。 | |
新(右)旧(左)ウォーターポンプ。 内側の羽根が金属製から樹脂製に変わっています。水の管理が悪いと錆びるからでしょうか。 このウォーターポンプは2ヶ所ノックピンという位置決めのためのピンが刺さるのですが、同形式エンジンを積むエリーゼで、抜けたノックピンがタイミングベルトの噛んだことがあると聞いたことがあるため、抜けないように対策しておきました。 | |
スパークプラグの新(左)と旧(右)。 一度も交換していないようです。 | |
新しいガスケットをつけてカムカバーを閉じる準備をしています。本体側にもカバー側にもシール剤を塗って万全を期します。
黄矢印がオルタネーターです。 端子が緩んでいないかどうかチェックして増し締めしておきました。このように手と目が届く範囲はすべてチェックしておきました。 その後、試運転を行い、納車整備が完了しました。 |