1996 MASERATI SHAMAL 納車整備レポート (2005/12)

マセラティ・シャマル(走行18,000km)の納車整備として、タイミングベルト交換一式、オイル漏れ対策としてタペットカバーパッキン等を交換します。
タイミングベルトカバー、タペットカバーを開いて、古いベルトを外します。
エンジン後部のタペットカバーエンドパッキンを交換するためにカバーを外しました。
このカバーが付きます。

カバーの合わせ面に溝が切ってあり、そこに棒状のパッキンをはさみます。

ベアリングを交換し、新しいタイミングベルトを張りました。
カムカバーを閉じてエンジンルームは完成しました。

他にスピードメーターが動かない状態だったのを修理し、バッテリーのところにKILLスイッチを付けました。

マセラティには夜の街が似合いますが「走る」という点では市街地よりも高速道路がいい。それがツインターボを生かせる場所だからです。速さだけであればもっと速いクルマもあるでしょうけれど、たとえばインターチェンジのループから合流して加速していく、その一連の流れが気持ちいい。ともすると荒っぽいイメージがありますが、上手に扱ってあげれば、とてもスムーズで素直なクルマ。タイヤとのマッチングも良いのか、転がり感も滑らかです。ただし限界を超えると暴れるでしょう。

見た目ではなく、シャマルというクルマの心意気みたいなものに心を打たれました。すばらしいクルマです。

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