1994 LANCIA DELTA HF Integrale Evo.II 納車整備レポート (2006/01)

納車整備として、タイミングベルト一式、フロントハブベアリング、油脂類の交換を行います。
エンジンルームは補機類を含めてギッシリ詰まっています。
右フロントタイヤハウスからエンジンを覗いたところ。

クランクシャフトのプーリーとドライブシャフトが見えます。

▼ 参考写真 ▼
別のデルタのエンジンを下ろしたときの画像です。
プーリーとベアリングの位置を確かめてください。

Bシャフトプーリーの奥にタイベルアイドラーがあるのですが、そのベアリング交換を怠ると、それが壊れてタイベルがコマ飛びすることがあります。(今回はきちんと交換します)

タイミングベルトカバーを開きました。
タイミングベルトはちょっと張りが弱かったようです。
バランスベルトを外して、タイミングベルトだけ残っている状態。
クランクシャフトのいちばん奥にタイミングベルトがかかっているプーリーがあります。

左が新品、右が古い部品。

上段がバランスベルトテンショナー、中段がタイミングベルトアイドラー、下段がタイミングベルトテンショナーです。

 

タイミングベルトの新(下)と旧(上)。
バランスベルトの新(上)と旧(下)。
ベアリングを交換し、新しいタイミングベルトとバランスベルトを張りました。
ブルーのエンジンオイルフィルターの下のオイルプレッシャーセンサーからオイル漏れしていたので交換しました。
トランスミッションオイルとデフオイルを交換します。
ミッションオイルを抜いているところ。
右フロントのブレーキ回りを分解して、ガタの出ているハブベアリングを交換します。
外したハブベアリング(上)はバラバラになってしまいました。新品(下)に交換します。
ベアリングをプレスで打ち替えました。

清掃したうえで元通りに組み上げます。

最後に、右リアのブレーキキャリパーからオイル漏れがあったのでキャリパーを交換しました。

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