1999 MASERATI Quattroporte Evo.V6 納車整備レポート (2007/11)

1999年式マセラティ・クアトロポルテEvo.V6 は走行距離 38,000km。納車整備としてタイミングベルト一式交換等を行います。
作業前のエンジン。CHECK ENGINE(警告灯)が点いていて、エンジンの調子が悪いのも直します。
エンジン回りを分解していきます。万が一にもボンネットが落ちてこないようにつっかえ棒をして作業します。
まずはドライブベルト、タイミングベルトを外します。
上はタイミングベルトのテンショナーベアリングとアイドラーベアリング。下の新品ベアリングに交換します。
古いウォーターポンプはめくら蓋(黄矢印)から水漏れした形跡があります。
新しいウォーターポンプが付きました。
ベアリングがついて、新しいタイミングベルトも張りました。
スパークプラグの新(下)と旧(上)。
新しいプラグをつけているところ。
タイミングベルトカバーがつきました。
デフオイルを交換した際、ドレンボルトの磁石に鉄粉がついていました。
エアフィルターも真っ黒だったので交換しました。
つぎにサージタンクを取り外して、その下にある水回りのホース類を交換するのですが、サージタンク背面のホースも要チェック!
ゴムホースに裂け目(黄矢印)がありました。ここからエアを吸ってエンジン不調(CHECK ENGINE)を引き起こしていた可能性があります。
サージタンク下のホースとホースバンドを交換し、スターターモーターが接触不良を起こさないように点検しました。
運転席の窓を閉める際、途中で引っかかることがあったので急遽ウィンドウレギュレーターを交換させていただきました。
ECLIPSE AVN076HDという1DIN インダッシュナビ+オーディオとETCを取り付けました。

他に、バッテリー、ワイパーゴム、下回りのタイロッドエンド、パワステラックブーツ、フロントスタビライザーブッシュ、ATマウント、マフラーゴムを交換しました。

試運転したところ、エンジン不調が直ってCHECK ENGINEも消えました。最後にボディコーティングを施し、納車準備が整いました。洒落たエクステリアを持つ4ドアサルーンですが、なんといってもマセラティです。ちょっと強めに踏めば過給がかかって飛び出します。どうか上手に、楽しくお付き合いください。

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