▼ LUSSO ガレージ日記 No.16 - 20

No.20 - 2004/04/13

ルッソの最長「不動」記録を更新中のLOTUS ELISE 340Rのボンネットに落書き発見。これは340Rの声でしょうか。
No.18でご紹介したアルファロメオ・スパイダーのトノカバーモーターを分解したら、8極のアマチュアが出てきました。12Vの電圧をかけると結構なスピードでギアが回転し、無負荷でも2Aの電流が流れます。負荷がかかると4A以上と、意外に大きな電力を消費します。このサイズのモーターとしては常識的な数値なのでしょうか。

No.19 - 2004/04/12

トップページのアクセスカウンターが30万kmを超えました。我ながらよく走りつづけてきたものです。いえ、これはひとえに読者のみなさまのおかげです。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

フロントグラスにLUSSOステッカーを貼ってもらった147カップカーは、2004/04/11の「アルファロメオ・チャレンジ」(鈴鹿サーキット)で4位でした。人もクルマも無事です。
1998 VW POLOが入庫しました。キーやステアリングが以前乗っていたVENTOと似ていて懐かしい。乗り込むとさすがにスリムでコンパクト。ライトスイッチはおなじだけどウィンドウスイッチがない。あ、センターコンソールに付いていました。1,050kgの車重に1,600ccのエンジンを積んでいるからキビキビとよく走ります。ちょっと腰高な感じはするけれど乗り心地も悪くない。空いた直線道路でアクセルを踏んでみたところ、劇的な加速というわけではないけれど必要にして十分な動力性能。これならどこへでも気軽に乗って出かけることができそう。

実用性という点ではVWは非常によくできていると思います。ただ、GOLF 3の購入を検討しながら「室内の収納スペースが少ない」と却下した知人がいました。実用的という点ではたとえばトヨタ・ターセルのほうが優れているかもしれません。POLO以上に不安も疑問も理屈もなく淡々と走ってくれます。先代のクラウンにちょっと乗ったときはたまげました。道路を走っているとは思えない、まるで空飛ぶ絨毯です。「これが日本車なのかー」。ある意味、スゴイです。でも、クルマにストーリーや哲学やウンチクを求めると輸入車に興味をもつようになるのかもしれません。

わたしにとってクルマの魅力のひとつがエンジンです。高回転でがさがさしたフィーリングのエンジンは好みません。ストレスなく吹け上がる、レスポンスのよいエンジンがいい。BMW520はたとえ2リッターでも気持ちのいいストレート6です。ただ、1,520kgとボディが重いので回転が上がるまで時間がかかりますし、MT車のように高回転を維持して走るようなクルマでもありません。吹け上がるもののツキは悪い。本来、無理せずゆったりと流すサルーンでしょう。運動性能よりも「居住性能」を楽しむクルマです。

最近、520で暑いときはサンルーフを開けていたのですが、ふと運転席の窓を開けようとしたら「あれ?」。運転席だけ開きません。スイッチを押すとコチコチと音はするけれどガラスは動く気配がない。レギュレーターが壊れたかな。ま、ETCをつけてあるから窓が開かなくても平気かな。(笑)

No.18 - 2004/04/08

アルファロメオの新スパイダーの電動幌が開かなくなりました。トノカバーモーター(青矢印)のトラブルのようです。このモーターは勢いよく動くせいか、可動範囲を超えて噛み込んでしまい戻らなくなることがあります。

写真は座席のうしろのカバーを開いたところです。ここにバッテリーもあります。トノカバーモーターから左右に2本のワイヤーが出ているのが見えます。それでトノカバーを lock/unlock するのです。

通常は噛み込んだところを戻してやればよいのですが、今回はトノカバーモーター内のギアが割れていたので交換になりました。

この電動幌は6本の油圧シリンダーで動作します。2本がトノカバー用、4本が幌用です。

夜のBMW520です。平井堅の「Ken's Bar」を聴きながら、アームレストに載せた左腕でちょっと大ぶりなステアリングを軽く握れば至極快適。520は発進が苦手ですが、走り出してしまえば平気。踏み込めば結構なスピードも出ますが、止まることを考えると「スピードは控えめに」と思い直すわけです。E-wayamaさんは「なんかクルマがほしい」と毎日うわごとのように繰り返しています。クルマ屋さんはなんでも乗れそうで乗れなかったりします。ちゃんと愛車を確保しているわたしは恵まれているそうです。(笑)

No.17 - 2004/04/06

これは何でしょう?

そう、バンパーを外したALFA156です。ラジエターが水漏れするので交換します。夏を控えて水回りのチェックをしておきましょう。また、クーラーは昨シーズン同様に効くでしょうか。吹出し口の切替えはできますか? 一度確かめておきましょう。

BMW520が本領を発揮するのは人を迎えたときです。豪華というわけではありませんが、目上の方に乗っていただいても失礼にはならないはず。帰省したときに母親を乗せて出かけるときに「520にしてよかった」。でも、クルマが大きくなった分、助手席の母が小さく見えてちょっと寂しかった。ともかく「人をもてなす心」がセダンのあり方なのかもしれません。自動車としてのバランスは、BMW320のほうが優れているでしょう。最新のBMW318は2リッター4気筒エンジンでも高速巡航をわたしの520よりも軽々とこなすのでちょっとショックでした。とはいえ速さや性能を求めて選んだクルマではありません。一度7シリーズにも乗ってみたいのですが、5シリーズのサイズがわたしには適当かもしれません。長さはありますがステアリングは切れるので出先の駐車場でも164のように苦労することはありません。苦労するといっても切り返し1回分のちがいに過ぎません。520と比べても164はいいクルマだと思います。春ですね、520のスポーツモード切替スイッチも軽く動くようになってきました。(笑)

No.16 - 2004/04/03

ALPINA B3S リムジンのシフトレバーです。アルピナって「エアロパーツで飾ったチューニングカー」という、ちょっぴりやさぐれたイメージがあったのですが、実際に乗ってみるとM3が野性的に感じてしまうくらい上品なクルマでした。一方、AMGは昔C36に乗ったときにすごく乗りやすいことに驚き、現行C32はベンツらしからぬ出足の良さに驚きました。コンパクトなボディにハイパワーエンジンを積んでいますから踏めばとんでもなく速いわけで、無闇に飛ばさない大人のためのクルマだと思いたいものです。

「クルマは走ればいい」と考える方にとっては、過剰装備、過剰パワーでしかありませんが、それらの付加価値が移動時間を豊かにしてくれます。そうそう、眺めている時間もね。(笑)

たとえば、アルファは似合うけれど、BMWは似合わないとか、そういう見方があります。もちろん似合ったほうがかっこいいわけですが、それよりも自分が楽しめるかどうかのほうが大事。わたしにとって愛車は、他人に誉めてもらいたいから着る服ではなく、自分の心を飾る服にしたい。ときどき雑誌で特集される「100万円で泥沼にはまる」のもじつは好きなのですが、いまは時間がないので「50万円で泥沼にはまらない」クルマ選び(笑)をしています。BMW520は7年落ちで57,000km。まだまだしっかりしていて、運転していて不安になることはありません。ちょっと古くても大事にされていてコンディションの良いクルマって好きです。 いろんなクルマを乗り継いで、自分の好みに合うかどうか確かめて、いつか「自分が本当に乗りたかったクルマはこれだ」と気づくのかもしれません。その「すごろく」に付き合ってくれるのがルッソのようなクルマ屋さんなのでしょう。