SHOT 075 - 2005/08/27

1996年式のマセラティ・ギブリにお乗りの読者の方から投書を頂戴しました。ソレノイドバルブ(黄矢印)は交換したもののターボの効きがいまひとつで、ブーストはかかってもブースト計の黄色ゾーンまで届かないそうです。

速いと感じるかどうかは個人差もありますが、ほんとうにターボの効きが悪いとしたらインテークマニホールドユニオン(フランジ)交換よりも先にチェックすべき個所があります。

ソレノイドバルブから出ているパイプをT字に分岐しているパーツがあるのですが、黄矢印の下のほうにあるので見づらいかもしれません。
これはマセラティ・レーシングのエンジンですが、タイミングベルトカバーのすぐ上にある、このT字コネクタとホースに亀裂や漏れがないかどうかチェックしてください。

それでも状況が変わらないなら、インタークーラーホース、タービン内の過給調整を行うアクチュエーター、リリーフバルブも調べていきます。

以上、ご参考になれば幸いです。